伊勢でのサミットのこと
大晦日に親友の舩井勝仁氏から一本の電話があって
「赤塚さん、正月の三日に東京に来て！」
聞けば、二人の共著である「聖なる約束」を読まれた方から勝仁さんに電話があり、
イスラエルに行くことになったが、その前にこの本の著者に会って話が聞きたいとのこと。
その電話の相手は、安倍晋三総理の奥様、昭恵夫人で勝仁氏の父、船井幸雄先生と昭恵さんのお父さんの時代からのご縁なのだそうです。
混み合う満席の新幹線で約束の品川のレストランに向かいました。
一人でタクシーに乗ってやって来られた昭恵さんは、穏やかな中にもまぶしい光を放つ素晴らしい女性で、新年の挨拶とともに会話は進んでいきました。
エルサレムでの首相公式行事の間、フリーの時間があるが、どこに行くのがいいだろうか？と、訪ねる昭恵さんに私はためらうことなく「エインカレム（ぶどう薗の泉）」イエスの母マリアが洗礼者ヨハネの母エリザベツを訪ねた場所にある「訪問教会」をおすすめしました。
これから来るべき新しい世界は、男社会の戦い、競い合う荒い波動ではなく、女性性の潤い、喜び、生み育てる母性の柔らかな波動の時代にならなければならないと思えるから、女性性の喜びの波動に満ちた最高の場所だとお伝えしたのです。
それから、ほろ酔い気分で昭恵さんはこう言いました。
「私はね、家庭内野党って呼ばれてるのよ。
年末で予定いっぱいあるのに何でこんなときに選挙なんかするのよ！って言ったら主人が珍しく声を荒げて、怒ってね。
僕は命を懸けてるんだ！ですって。
どうして、男の人は総理大臣になんかなりたいのかしら。本当に自由もないのに。
だけどね赤塚さん、私いろんな政治家を間近で見てきたわ。ほとんどの人が顔が変わってゆくの。
そう、悪くなるの。でもね主人は、付き合ってた頃から顔が変わらない。いい顔。だから本当に素晴らしい人だと思ってる」
そして
「来年ね、サミットがあるでしょ。伊勢でできたらいいわねって彼と言ってるのよ。でも、三重県が手を上げないのよ」とビックリすることを言われました。
三重に帰った私は、三重県がサミットの誘致に名乗りでることを毎日祈りました。
三週間ほどして、新聞で三重県が立候補したことを知り、ブログでも書き、
そのことをフェイスブックにも載せました。
よし！三重県がんばれ！神宮に行き御神楽を奉納したのでした。
祈りを強めました。
建国以来二六七五年の歴史を持つ世界最古の王朝国家、日本。
物質と力が支配する世界から、大調和の世界へとシフトする灯明台となる役割の国、日本。
神道は、宗教を超えた神ながらの道、感じる世界であり、諸宗教和合の光なのです。
想像してみましょう。
世界の首脳が、
「世界に平和の風が吹きますように」
「地球が一日でも命永らえますように」
「すべての宗教が手をつなぎますように」
と、祈る姿を。
そして、その場所は世界で唯一、二千年生き続けている人類の聖地伊勢神宮しかありません。
神楽殿から出て、携帯電話を見ると私のフェイスブックにメッセージが。
なんと、鈴木英敬三重県知事からではありませんか！
「赤塚さん、ありがとうございます。まさに人類の聖地というこの地で育まれた共生の精神性を世界にメッセージとして出せることを最大のアピールポイントとしています。
ずっと水面下で調整をしてまいりまして、少し遅くなりましたが、昨日表明いたしました。
外務省から、遅れたことは全くハンディにならないと言われていますので、しっかり誘致実現に向けて頑張ります。応援よろしくお願いいたします！」
伊勢で世界の首脳がやまとこころにふれることから、新世界は始まるにちがいありません。
日本民族心を合わせ、伊勢の国でのサミットの実現を祈りましょう。
伊勢がダメになれば、日本がダメになります。
日本がダメになれば、世界がダメになります。
