赤塚高仁ブログ

中山靖雄先生通夜

2015.03.09

 今夜19時 セレモホール伊勢にて中山靖雄先生の通夜です。

昨日は、修養団の寺岡賢さんと一緒に中山先生の御自宅でしばらく過ごさせて頂きました。

教育界を本気で変えようと命懸けている大谷先生が先に来ておられ、

中山先生の思い出話をするたびに、泣けて泣けて、

男3人、抱き合って泣く姿は、見苦しくもありつつ美しいような気もしました。

こんなこと人生でそうある場面ではないでしょう。

お棺に入った中山先生のお顔は、一切の苦しみから解放され、この世を生き切った誇り高き日本人の麗しさで輝いていました。

本当に綺麗で、驚くべきお姿です。

伊勢では、先に火葬して、お骨を祭壇にまつり葬儀をするという風習だそうです。

でも、奥様のみどりさんは、眠っている先生の姿のままお別れをして欲しいと、御遺体を置かせてくれる式場を探しました。

そこが、今夜と明日の場所です。

 

 おそらく今夜の通夜には、日本中から大勢の兄弟姉妹が伊勢に集うでしょう。

中山先生のお姿を目に焼き付け、心に残すだけでもこれからの自分の生き方の大きな道しるべとなるはずです。

それほど美しいお姿なのです。

闘病生活の長さも、人生の苦難もそこには微塵も感じられない実に気高い品格が伝わって参ります。

本当に、生前ご縁がなくても、中山靖雄の名を聞いたり、本を読んだりした方、

「1/4の奇跡」の中で出会われた方、どうか伊勢にやって来てください。 最後のチャンスです。

 

 思い出されるのは、私が「神話を体感する会」を立ち上げさせていただいたときのこと。

開講式で、中山先生の御講話を頂戴しました。

なんと! 150人を超える参加者全員の名前を呼んでくださいました。

もうその頃、中山先生は目が見えず、テープに吹き込んでもらった名簿の名前を聞き、備えてくださっていたそうです。

毎年、必ずそうしてくださいました。

修養団での研修のときにも、200名以上の参加であっても、一人残らず名前を覚え、呼んでくださったそうです。

その参加者ひとりひとりの御先祖様にも御挨拶し、伊勢神宮に来られる人のことをお願いしてくださっていたのが中山靖雄先生です。

そして、研修が終わるとまた神宮にひとりひとりの名前を呼んで祈ってくださっていました。

 

 中山先生と一緒に神宮の正式参拝をさせていただいた回数は、数えきれませんが、そこで聞かせていただいたお話が私の心に刻まれています。

これからは、それを私がお伝えして参ります。

やまとこころの伝承。

受け継ぐためにも、今日の通夜と、明日の告別式、魂いっぱい祈って参ります。

 

 

 

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