水屋神社にて講演会
パラオから帰って最初の講演会を水屋神社で開催していただけること、
目に見えない大きな導きを思わずにはいられません。
パラオへと導いてくださったのが、水屋神社の宮司だった故・久保憲一さんでした。
境内に隣接する久保家の土地に、六角堂「和光舎」を建立させてくださった久保宮司でした。
ペリリュー島からの三重県唯一の生き残り、上島英義先生の思いを受け、
敵味方一切なし、諸宗教和合という大きな心で造られた建物は、
私が、イスラエルのガリラヤ湖畔でヴィジョンさせられたカタチでした。
「六角にする」
ちょうど山頂の垂訓の教会を出た瞬間でした。
一本の木も切らず、まるで天から舞い降りてきたような不思議な建物の誕生でした。
柱は見せず、繭(コクーン)のような建物にしたい。
木造でありながら、ドームのような空間。
床には六角の寄木のモザイクと、天には無数の六角の木工細工。
扉は、天皇家御用達の秋山木工手作りで、ケヤキの一枚板をわざわざバラして組あげたもの。
それで反ったり、割れたりしなくなるのです。
外壁は、鹿児島は桜島の火山灰で作った塗り壁。
床下には水晶、天井裏にはラピスラズリが埋め込まれています。
中心に座ると、無限の天に引き上げられる感覚になるのです。
「美し国」の菅家代表と和光舎の中で話した時、
「このお堂を建てた人は天才だ、何故なら水という字は周りをつなぐと六角形になる。
水の結晶も六角形だ、水屋神社にこのカタチ以外なし!」と、言ってくださいました。
あの世のことを語り伝えてくださっている木内鶴彦さんと中にいたときには、
トラックが外を走っているような大きな音が3回しました。
林の中なので、そんな音がするはずないし、風の音がするわけもない日だったのに。
木内さん、「今、大きな龍が3回 このお堂の周りを回りましたね。すごいです」
以来、木内さん何度も訪ねてくださってます。
「マリア観音」と名付けられた観音さまが祀られていますが、それが天へのみ扉でしょうか。
ペリリュー島のオレンジビーチの砂が、さまざまな記憶を湛えて静かにその横にあります。
講演会の前に、まずは天皇・皇后両陛下がパラオを御行幸啓されましたことへの感謝を捧げます。
パラオで陛下にお目文字叶いましたこと御礼申し上げます。
それから、集まってくださった皆さんにパラオの人たちの中に燃えるやまとこころをお伝えします。
戦後米国が統治したパラオの学校で、日本がどれだけ悪いことをしてきたか、日本人がどんなにひどい民族か、
教科書に載せて教えたそうです。
すると、パラオの人々は、「私たちの島を守ってくれた神様のような日本を悪く言うな」と教科書を焼きました。
日の丸を振って、天皇の車が来ると涙を流している現地の人に対して、私は泣けたのです。
現地の人に混じって、あの場にいることができたのも全ては水屋神社の導きです。
そして、私は証人として伝えてゆかなければなりません、やまとこころを。
魚に水が見えないように、日本人に日本が見えません。
今日の水屋神社の講演会から、また新しい歩みが始まる予感がします。
神様、ありがとうございます。