歩こう
2015.06.16
修養団での月次祭の研修は、大切なものを思い出させてくれます。
五十鈴川での禊ぎ。
夜の神宮でのご神事。
決してテレビや写真には写らない、見えない大きな力。
忘れかけていた大事なこと、取り戻したいと願わされました
ところで都市型原人という本を読みました。
伊勢で感じたことは、まさにシンクロニシティ。
重力を感じる
地球時間で生きる
五感を取り戻す
すごく素敵なキーワードがいっぱいです。
いわゆる健康オタクの話ではなく、いまある3次元の世界の中で、いかに意識的に生きるかというメッセージでしょうか。
多くの健康本のように、あれがダメ、これはいけない、といったネガティブな波動ではありません。
知らず知らずのうちに、心の中にエネルギーが立ち上り、ふと動き出してしまいたくなるメッセージです。
一生若くいられる 都市型原人という生き方は、田舎暮らしと言いつつ潜在意識では現実逃避している考え方とはちがいます。
油断すると心身が痛めつけられる文明社会で、どうやって健全に生き抜くかという知恵でしょうか。
抗文明社会=アンチエイジング
このことを当たり前に達成するには、
安価であること
継続できること
安全であること
が必要ですね。
サプリメントをプラスすることよりも、便利さや食べる量
食品添加物を マイナスするほうが、はるかに効果的で、安価で、続けやすいのです。
断食合宿も「マイナス視点」
しかし、一時的なイベント感覚であり本質の変わらないリバウンドの繰り返し。
日野原重明先生・聖路加病院名誉院長の言葉です。
「早起き、なるべく歩く、腹6分目、新しいことにチャレンジ」
ぜいたくしか知らない若い世代と違って、私たちはもののない生活も知っています。
物質的な豊かさ、便利さ、高度さが必ずしも『善』でないことを知っているのは、私たちの強みです。
極端な豊かさや便利さにストップをかけるのも私たち老人の役目です。
『生活は簡素に、志は高く』です。
「少しの不自由さ、不便さを楽しんで取り入れる」
不自由さを受け入れることで得られる「死ぬまでの自由」を手に入れたいと、思わされました。
歩くことは生きることそのものであり、脳の進化も歩くことに支えられていたのです。
だから、歩かないと人体は不調をきたすようになっているのですね。
歩かないでいると、やがて歩けなくなる。
・・・食べられなくなる・・・死ぬ
歩きましょう、エスカレーターに乗らず階段を。
歩きましょう、近くのコンビニに行くのに車に乗らないで。
歩きましょう、上を向いて、
涙がこぼれないように。
さて、早朝参拝のあとは講演です。
取り戻したエネルギーに想いをのせて、命燃やしてまいります。