赤塚高仁ブログ

伊勢の風

2015.06.15

 今日は、皇學館大学で竹田恒泰先生の「現代人権論」の講義を受けた後、

修養団の道場に行きます。
「第7回 伊勢の風を感じる会」が開催されるのです。
今回から主催者が、「へそ道」の入江富美子さんです。
彼女の魂が願い、天が彼女に願っていることが現れてきたのだと思えます。
9年前のことでした、山元加津子さんがうちに遊びに来てくれることになって、
せっかくだから仲間を呼んでログでパーティをしようと企みました。
京都の出路雅明ちゃん、静岡の盲目のアスリート稲葉さん、絵師・東聖観さん・・・
そのときに山元加津子さんの映画を撮影していたのが入江富美子さんでした。
やがてその映画は「1/4の奇跡」と名付けられ、日本全国、世界各地で上映されてゆくのです。
その映画の中で、伊勢に参拝にゆく場面があります。
伊勢の父と呼ばれ、全国の人々に慕われていた中山靖雄先生の導きで皇大神宮をお参りするのですが、
中山靖雄先生の言葉に、みなが涙するシーンです。
「いいふうにしてください、というのは、起きたことが、すべて最善なのだと受ける心を育むことです。
たとえ思い通りにならなくても、起きたことが良かったことなんだと思えることが大事なんです。
子供が学校に行かなかったとしたら、交通事故から守られたのだと思えるように・・・」
入江監督・・・ふーちゃんは、中山先生との出会いによって映画の完成に確信が持てたと言います。
宇宙に幸せの量を増やす! そんな映画にする。
ふーちゃんは、中山先生の元に通い続け、学びを深めてゆきました。
ふーちゃんが中山先生の目となり手となって出版されたこの本は、多くの日本人の心をいやし続けています。
そして、中山先生の教えを体系化し、本当の自分の魂に素直に生きる道を伝えるため「へそ道」を立ちあげられました。
中山先生は、教えは文字になって一人歩きすると、本当の願いから離れていってしまうと、御自身は出版から離れて立っておられました。
でも、ふーちゃんが、へそ道を大勢に伝えるのを喜んでおられたことと思います。
中山先生は、伊勢の父です。
伊勢神宮で毎日、お白石の上で土下座をして祈り続けてこられた国士です。
伊勢に人を導くこと、伊勢の風を吹かせること、これが中山先生の願われたことです。
12月の「神話を体感する会」を私が主催させていただいてから9年目を迎えます。
6月の月次祭に立ち上げた「伊勢の風を感じる会」にもっともふさわしいのは、入江富美子さんです。
だから、中山先生の奥様の緑さんと私は、ふーちゃんに主催者として立って欲しいとお願いしたのです。
ふーちゃんが引き受けるのを見届けるようにして、中山先生は、天に帰ってゆかれました。
「私は、天からの支援部隊としてはたらくよ」と言わんばかりに。
 神嘗祭も月次祭も曜日に関係なく、日にちは決められています。
平日の今年、100名以上の方々が伊勢に集ってくださいます。
参加できなかった方も、どうか伊勢に心を寄せてください。
きっと伊勢からの風が心に吹きますから。
そして、日本人に生まれたことの懐かしさに、胸がキュンと熱くなりますから。
 禊ぎも、蛍が飛ぶ五十鈴川でさせていただけますこと、感謝でなりません。
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