さぬきのうどん
2015.07.24
飛島建設に入社したのは、33年前のことです。
本社は東京の九段、靖国神社のすぐそばにありました。
新入社員の研修が、一週間本社であり、その後配属先にそれぞれ旅立って行きました。
靖国神社の桜がとても綺麗で、きっといつか本社に戻ってくるぞと思ったものでした。
125人の同期がいて、出陣式は移動時間の長い者から出発しました。
札幌支店より、九州支店より、どこよりも早く一番先に出発したのは私でした。
土木の技術者と二人で皆に挨拶して東京を後にしたのでした。
新幹線で岡山にいき、宇野線で宇野から連絡船に乗るのですから時間かかります。
瀬戸内海に沈む夕日を見ながら、ちょっとだけ心細い気持ちになったのを思い出します。
高松の駅に、先輩が迎えに来てくれましたが、尞に送り届けたら帰って行かれました。
尞では、単身赴任の支店次長、総務部長、建築課長、先輩方がマージャンしてました。
尞とは名ばかりで、3DKの賃貸マンションに6人が寝てるのですから・・・
そんな感じで、右も左もわからない高松から社会人生活が始まったのです。
それも営業職ですから、なかなかスリルとサスペンスいっぱいの日々でしたね。
そして、ほぼ毎日、古馬場に飲みに連れて行かれました。
学生時代、ほとんど酒を飲むことなどなかった私が、鍛えられたのが四国での日々。
26歳で88箇所、お遍路も回り終えました。
思い出がいっぱいの四国は、私の故郷でもあります。
それにしても、さぬきではうどんを食べましたね。
朝からセルフのうどんを食べて出勤したものです。
150円くらいで食べられた記憶があります。
さて、愛媛は新居浜での28時間セミナーを終え、
社員旅行も兼ねて高松に一泊して、朝を迎えました。
朝から食べましょう、さぬきのうどんを。
昼に食べましょう、骨付き鳥を。
それから、うどんを。
いつの間にか時は過ぎて、あの頃の支店長の歳より上になってしまっている私ですが、
もう一度、新入社員の素直で純粋な心を思い出します。