雨漏り
2015.09.02
お待たせしました。
本島隊員のママBlogついに再開です。
9月になれば、いろんなことが動き出します。
加速しますよーーー!
さて、私たち建築の仕事で、もっとも怖いのが「雨漏り」でございます。
子供の頃、台風が来ると警報が出て、学校が休みになるので、ちょっとワクワクして、
大雨のなか傘を逆さキノコにして走り回ったものでございます。
ところが、大人になるということは、
警報が出ようが、困った方があれば、行って問題を解決しなければならないのであります。
暴風雨の中で電話かがかかってくると、ドキっとする私です。
まだ若かったころ、死者が出るかもしれないという暴風雨の中、トップライト(天窓)が吹き飛んでしまったというお客様から電話がかかり、「家の中に雨が降ってる、いますぐ止めてくれ!」
大雨洪水暴風雨波浪なんだかんだ警報が出ている最中で、私の家の前も水がついて出られない状況のときでした。
まだ、30代前半の私は、「この雨がおさまったらすぐ行きます」
「あかん!いますぐきてくれ」
「無理です」
と、電話を切るも、すぐに電話
「こっちは困ってんや、家の中で傘さしてんのや、ベニヤでええからフタしてくれ」
「申し訳ありません、おさまったらすぐ行きます」
と、電話をきるも、また電話
「すぐ来てくれと言ってるのがわからんのか!」
「いま屋根に上るのは無理です」
「こらーーー」
・・・・・・・・・・ハサミで、電話線切ってしまった私です。
とても深く反省しております。
ま、このように極限の状況では、極限の自分が出てしまうのであります。
いまでもこのような状況になったときの自分が怖いのが、私です。
すんだことはさておき、今回の豪雨で雨が漏って部屋が水浸しになったと3件のお電話。
早速行ってまいりました。
上からの雨には強い家も、下から吹き上げるような水は入りますね。
潜水艦を作っているわけではありませんので。
はい、お見舞いをもって行ってまいりました。
床下の水を汲み上げさせていただきました。
でも、どのお宅も赤塚建設の家を大好きで、大事に使ってくださっています、
一軒は、築30年ですから父の時代に建てさせていただいた家です。
周りのどの家より素敵です。
ながいおつきあいの中で、いろんなこと起きますが、困ったときにお役に立てる力、
強めたいと思うのであります。
電話線切りたくても、いまではコードレスです。
時代は、変わり、なにもかもが変わってゆきますが、人と人とをつなぐ大切な絆は変わることはないのです。
切れることのない、強い関係を持ち続けたいものです。