バイバイ、シアトル
ここしばらく、追われるように急いでいましたので、シアトルでの時間は、
天からの恵みのように、ありがたいひとときでした。
これまでのシアトルでは、必ず材料を探して回りました。
建材屋さん、窓屋さん、ドア屋さん、ホームデポ、滞在中ほとんどが、
安くて良い資材を見つけて、送る手配に時間をさかれていたのでした。
今回は、ほとんど材料についての視察はしませんでした。
「神様が宿る家」は、澤田升男という天才がたどり着いた究極のスペック。
北海道から沖縄まで、日本国内で建築するなら、この仕様で完全です。
だから、もう資材を探さなくてよくなりました。
小さな差を「差別化」と呼んで、つまらない勝負に神経をとがらせる必要もなくなりました。
これは、実にすごいこと。
単に澤田さんに依存するのではない、彼が推奨する家、資材がいかに素晴らしいのかということを、腹わたの底から知れば、どれほど住む人が救われるか、それが嬉しいのです。
アメリカの住宅に、10年は遅れている日本の住環境。
澤田さんと共に戦えることは、本当に福音です。
アメリカにきてみて、そのことに確信を持たされました。
あとは、世界標準のデザインが必要ですが、今回出逢えたデザイナーの彼がワシの希望。
彼が、この次来日したとき澤田さんと会えたらいいわ。
きっと意気投合して、友達になると思う。
さて、いまこうしてシアトルの空港でクラムチャウダーを食べながら、
ブログのアップしています。
アラスカンエール、地ビールめちゃくちゃ美味しい。
乗り遅れないようにデルタ航空183便に乗って帰ります。
アメリカはすごい国、でも、この国に真正面から戦いを挑んだ
ワシらの先輩はホンマにすごかったんやな、ってふと思いつつもうすぐ帰ります。