赤塚高仁ブログ

バイバイ、シアトル

2012.05.06

 ここしばらく、追われるように急いでいましたので、シアトルでの時間は、

天からの恵みのように、ありがたいひとときでした。

これまでのシアトルでは、必ず材料を探して回りました。

建材屋さん、窓屋さん、ドア屋さん、ホームデポ、滞在中ほとんどが、

安くて良い資材を見つけて、送る手配に時間をさかれていたのでした。

今回は、ほとんど材料についての視察はしませんでした。

「神様が宿る家」は、澤田升男という天才がたどり着いた究極のスペック。

北海道から沖縄まで、日本国内で建築するなら、この仕様で完全です。

だから、もう資材を探さなくてよくなりました。

小さな差を「差別化」と呼んで、つまらない勝負に神経をとがらせる必要もなくなりました。

これは、実にすごいこと。

単に澤田さんに依存するのではない、彼が推奨する家、資材がいかに素晴らしいのかということを、腹わたの底から知れば、どれほど住む人が救われるか、それが嬉しいのです。

 

 アメリカの住宅に、10年は遅れている日本の住環境。

澤田さんと共に戦えることは、本当に福音です。

アメリカにきてみて、そのことに確信を持たされました。

あとは、世界標準のデザインが必要ですが、今回出逢えたデザイナーの彼がワシの希望。

彼が、この次来日したとき澤田さんと会えたらいいわ。

きっと意気投合して、友達になると思う。

 

 さて、いまこうしてシアトルの空港でクラムチャウダーを食べながら、

ブログのアップしています。  

アラスカンエール、地ビールめちゃくちゃ美味しい。

乗り遅れないようにデルタ航空183便に乗って帰ります。

 

     アメリカはすごい国、でも、この国に真正面から戦いを挑んだ

ワシらの先輩はホンマにすごかったんやな、ってふと思いつつもうすぐ帰ります。

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