日本を不思議な国から当たり前の国に
横浜の朝、今日は
舩井フォーラムで話しをさせていただきます。
私が話すというよりも、
私を通し、いまヤマトに必要なメッセージが流れますようにと願うのです。
心から尊敬する鍵山秀三郎さんの文章が、
メロディーのようにこの胸に流れます。
静かに伝えよう。
大切な祖国と、人類の未来の為に。
「歪められた日本の歴史
日本は不思議な国です。
なぜかと言えば、世界の中で自分の国の美化を図って、歴史を改ざんする国は少なからず存在しますが、
他国の干渉や圧力に屈して歴史を歪め、改ざんさせられている国は日本だけだからです。
いまもなお一言一句に至るまで干渉され、それに唯唯諾諾と従っているのですから、不思議な国だといえましょう。
日本人でありながら、外国の干渉をそのまま受け入れて自分の母国を貶すことが、あたかも正論であるかのように主張する学者やマスコミがおり、
政治家の中にもいることは嘆かわしいことです。
しかも、このような主義を唱える輩は、母国を貶める意見がいかにも進歩的な思想であるかのように吹聴するのですから始末に負えないのです。
このようなごく一部の輩の意見によって歪められ改ざんされた歴史を、教育という大事な場を通して国民に浸透させてきました。
その結果、誤った歴史を正しいと信じているのは世界の中で日本人だけとなりました。
そして、日本人は非人道的で残虐な民族であると、国民的なレッテルを貼られつつあり、
日本人でさえそう思い込むように教えられてきました。
これは実に恐るべきことです。
戦後70年もの間、この誤った歴史が親から子へ、先生から生徒へ語り継がれ、やがてすべての国民が誤った歴史にそまってしまうものと危惧しています。
日本の周辺国がなぜ執拗に干渉し続けるかというと、日本人が正しいれ歴史を学んで、自信のある国民になって欲しくないからです。
17世紀のフランスの文学者として知られるラ・ロシュフーコーが、
「人は他人の心中を忖度することは好きだが、自分の心中を忖度されることは好まない」と言っているように、
日本の周辺国は自分にとって疎ましい存在である日本に対して干渉することは大好きであっても、
自国がやっていることに干渉されるのは大嫌いで、拒絶するのが常套手段です。
このような国の干渉の尻馬に乗って、自分の祖国を貶める輩に、強い嫌悪感を抱く私は間違っているでしょうか。
私は一個人として何ごとにも堪えることができますが、
国家が誤解を受けたり、辱められたりすることには堪えることができません。
それは祖先や子孫に申しわけないことであり、後世になって取り返しのつかないことでもあるからです。
日本人に備わっている「奥ゆかしくて争いを好まない」という特質は、実に美しく世界に誇れる民族性でありましょう。
しかし、国家が貶められるという重大事に直面しているいま、
「ハイ、そうですね」とゆずり続けてはいけません。
いま、周辺国の陰謀によって悪化しつつある国際的評価に正しい主張をしてまいりましょう」