闇のちから
人は闇以上に光を恐れる。
失敗以上に成功を恐れる。
絶望以上に希望を恐れる。
悪魔以上に神を恐れる。
自分の中に宿る神を恐れる。
本当のことを知るのは、勇気が要るようです。
その本当のことは、闇の向こうにあるからでしょうか。
でもその闇の向こうの光こそが、人を輝かせる希望。
そこに出た瞬間、人は生まれてきた意味を知るのかも知れません。
人が怖いと感じる世界。
不安におののく時。世間や人の評価にあくせくし、それに脅えて立ちすくんでしまう時。
それらは全て、自分自身の闇の世界の他何ものでもありません。
何か権威らしきものに媚びようとする子供の影
自分の思考や感情に合うものしか受け入れない潰し屋の闇
許せていない未完の過去を引きずる犠牲者の元型
そして、"自分"を売り込みたい売春婦の闇
無意識界で佇む゛自分と思い込んでいる自分"の虚構が怖いのですね。
自分勝手に創り上げた「私」という錯覚、
そこから見える世界がすべてだと思うとき、苦しみの中から出られなくなってしまうようです。
これから世界で通用するリーダーシップは、従来型の男性的で、集合的で、政治的で、マインド的な質のものではありえません。
さりとて、個人的で、情感的なエネルギーでもない。
自分のエネルギーが解読できて、それに責任がもてて、そんな自分が大好きに、大切に思えて、自立してつながっている男や女、子供、老人達。
この人々が真のリーダーです。
新しい時代、新しい風が吹いています。
自分の中にある「闇」を見据えて、そこに降りてゆく。
闇から目をそらして、プラス発想をしようとしても無駄です。
瞬時に闇はマインドを乗っ取りますから。
闇に降りて、光に出た時
闇の力がプラスに変わる。
胸に抱え込んだ悩みや迷いがプラスに変わる瞬間、私たちは、この世に生きた意味を超えて、
生まれてきた意味に気づくのかも知れません。