世界標準の家に暮らす
2015.10.14
30代の初めのころでした、
いまから23年ほど前のことでしょうか、
米国はワシントン州、シアトルと言う街を訪ねた時、
美しい街並み、綺麗な庭、素敵な家、大きなガレージ・・・
圧倒的に魅了されました。
「こんなところに住んでみたい」
そう思ったのです。
当時輸入住宅アメリカン2x4ハウスをつくっていましたが、
いかに本物と違うかを知って愕然としたものです。
アメリカの製品は、日本のものより粗雑だと思い込んでいましたが、
実際に現地で観てみると、住環境や家づくりにおいては20年以上進んでいると思わざるを得ませんでした。
同じような所得の人たちが、倍の広さの土地に、倍の大きさの家に住み
当たり前のように2台分のビルトインガレージに全館空調。
しかも家がかっこいいのです。
散歩するだけで嬉しくなる、緑豊かな街並み。
13区画のシャロームタウン津、28区画のシャロームタウン清水
シアトルのミルクリークやベルビューの街並みに近づけたくて、
デザイナーを現地まで連れて行って街のデザインに取組んだものです。
そのときの精一杯をがんばってきました。
デザインを徹底的に学ぼうとロサンゼルスの会社と提携し、
挙句の果てに米国に会社まで作ったこともあります。
守・破・離
まず、すべてを受け入れ学んでみる。
批判や自分勝手な判断を超えて、受け入れることによって見えてくることがある。
やがて、自分の考えを入れて、新しいモノを創造してゆく。
まわり道にみえても、無駄な経験は何一つなかったと思います。
すべてはいつかのいい日のためにある。
高い土地を購入すると、建物にかける予算が削られてゆき、ローコストの工業化製品の家しか建てられない。
だから、土地を買わずに50年の借地で土地にかけるコストを家に回す。
「定期借地権」という概念を事業化したのも、世界標準の家と街並みを実現するためです。
「神様が宿る家」という世界標準の家を生み出した、カリスマ建築家との出会いも、
神様からの恵みだと感謝しています。
このグループで学ばせて頂いた3年間のおかげで、漠然としていた「ECOハウス」「健康住宅」という概念が、
完璧に具体化されましたから。
学びに終わりはありませんが、日本で建てる世界標準の街並みのヴィジョンが明確になりました。
赤塚建設56年の歴史の集大成ともいえる、新しい街が生まれようとしています。
これまでの経験と知識のすべてを投入して作り上げる、新生アカツカハウスなのです。
基礎工事が完了しました。
いよいよ19日から建て方が始まります。
来春のオープンにむけて、夢をカタチにして参ります。
小さな街です。
でも、日本で一番大きな希望の光を放つ、最幸の街となるでしょう。
NEW JOBEL TOWN
行動の星、地球に生まれ
こうして生きてきた証を刻んでゆけることを、魂の底から嬉しく思わせていただいています。
日本という、世界で最も歴史ある国に生まれさせていただいた以上、
祖国の未来のために、美しい家と街並みを残すのが私の義務であり、責任だと思うのです。