新嘗祭
2015.11.16
恵那神社を参拝させていただきました。
下呂聖書塾の兄弟姉妹とともに神社に行くと、何やら忙しそうに人々が準備をしています。
お祭りでしょうか、
神主さんも身支度をしておられます。
私たちは、それぞれに参拝を済ませ、帰ろうとすると氏子の代表の方が、
「今から新嘗祭をしますから、よかったら参列してください」
と、言われるではありませんか。
参列者代表で私が玉串を奉納させていただくことにもなりました。
イザナギ、イザナミの二神を御祭神と仰ぐ恵那神社は、巨大な二本の杉の間を通って本殿に向かいます。
ご神体は恵那山でしょうか。
新嘗祭というと、23日に皇居で天皇陛下が執り行う大切なお祭りです。
天皇陛下が、八百万の神々ともに、その年の新米を初めて召し上がる日です。
戦争が終わるまで、日本で最も大切な日のひとつで、
新嘗祭が終わるまでは、日本国民は新米を食べなかったといいます。
ボジョレーとかいう新酒、ワインでさえ解禁日を守っているのに、
日本の国柄もずいぶん変わってしまったように思えます。
戦後、占領政策の中で、日本にとって大切なものがことごとく破壊されてゆきました。
新嘗祭もその一つでした。
私たちの先輩方は、命懸けで祭日を守ってくださったのでした。
「勤労感謝の日」と名を変えて。
ふっと立ち寄らせていただいた恵那神社で、
「参拝者代表、赤塚高仁」と名前まで呼ばれ、神前で玉串を捧げました。
不思議なことですが、不思議は詮索しない。
神様は常にともなってくださっている・・・そんな感覚がとても強くなった日曜日でした。