赤塚建設の定期借地権付き健康住宅の秘密が見られます
2015.11.20
今日のプチセミナーは「すごい断熱材」吹き込み実演です!
建っている家の壁の中は見ることができませんから、構造を知る絶好のチャンスです。
大手量産ハウスメーカーが使用しているのが、
ガラス繊維を薬で綿のようにした「グラスウール」という断熱材ですね。
ちなみに「ウール」というのは、世界共通「羊毛」のことです。
ガラスの羊毛というものは、地球上に存在しません。
羊毛とは、羊の毛のことです。
広義では、アンゴラ、アルパカ、ラクダの毛も含まれるようですが、
ガラスを羊毛と呼んで、断熱材にしているのは驚きでしょ!
(ちなみに赤塚建設は、ホンモノの羊毛を断熱材として使うこともあります)
さて、ガラス繊維は呼吸するでしょうか?
調湿(湿気を吸ったり吐いたり)するでしょうか?
・・・絶対無理です。
壁の中で結露した場合、水分を吸収する能力のないガラス繊維は水浸しとなり、
柱を腐らせます。
ダニやカビ、ときにはキノコまで生えたりしています。
赤塚建設の採用している断熱材は、新聞紙の繊維です。
寒い日に新聞紙1枚で暖かくなりませんか?
濡れた靴のなかに新聞紙丸めて入れたら、湿気を吸って乾きが早くなりますね。
壁の中に隙間なく、そんな効果のある新聞紙の繊維を吹き込みます。
35坪ほどの家なら、約1.5トン吹き込みます。
セルローズファイバーと呼ばれるこの断熱材が、抱きしめることのできる水分は9トン!
多湿の夏は、湿気吸収で室内の湿度を下げて体感温度を落としてくれます。
ハワイの木陰の爽やかさ。
寒さの冬場、湿気を放出、湿度上げて暖かく感じさせてくれます。
しかも、赤塚建設ではアメリカの古新聞の繊維を輸入して使っています。
日本は基準が甘く、新聞を印刷するインクに鉛が含まれている可能性があり、使えません。
アメリカの新聞紙は100%大豆インクですから口に入っても安心。
そのうえ安全なホウ酸が入っているので、虫もこないし、腐らない、そして燃えない。
単にセルローズファイバーなら何でもいいわけではないのです。
この壁のすごさは、防音効果の高さにも表れています。
ギッシリ充填されるので、密度が高く、音も漏れないのです。
家の中の音も漏らさず、外部の音も侵入させません。
いいところばかりの「すごい断熱材」セルローズファイバーですが、欠点はひとつ。
「グラスウールより価格が高い」というところでしょうか(泣)
グラスウールの3倍ほどの値段です。
30坪ほどの家で、グラスウールは家全体で15万円くらいでしょうか。
その3倍・・・45万円ほどということになりますね、赤塚建設の施工で。
100万円くらいの見積もりを出す会社もあるようですが、できるだけ安くできるように
私は、吹き込みの機械も買いました。
職人さんも古くからの仲間が協力して吹き込んでくれます。
これで家の寿命が桁違いに伸びるのです。
・・・あれ、考えてみたら、メチャクチャ安くないですか?
見えるところには良いものを使って、自然素材をうたうことが多いですが、
壁の中に最高級の仕様をすること、大事ですよね!
すごい断熱材、今のところ欠点がないところが欠点かもしれません。
今日、10時から現場で吹き込み実演します。
見に来てください!