世界一美しい日本のことば
2015.12.03
大好きな東大教授の矢作直樹先生の新刊、
「世界一美しい日本のことば」
はじめに、こう書かれています。
「一介の医師にすぎない私が、なぜ日本の文化や伝統について言及してきたといえば、
私が、医師である以前に、一人の日本人だからです。
答えはいたってシンプルです。
医師という肩書きは、社会的な役割にすぎません。
ところが、じぶんがどこの国で生まれ、どんな環境で育ったのか。
どんな伝統、どんな文化のもとで生きてきたのか。
これらは、自分の「運命」にかかわる問題です。
私の本を読んでくださっている方は、すでにご承知と思いますが、
人はみな輪廻転生を繰り返しています。
その転生の際に、私たちは「どこの国に生まれるか」を、自分の意思で決めていると言われています。
私も、みなさんも、この日本という国を選びました。
日本で学ぶべきことがたくさんあると考え、この国に生まれてきたのです。
つまり、自分の生まれた国について学ぶことは、今生の目的そのものとも言えるのです。」
すーーーーっと心の中に風が吹いて、霧が晴れた気がします。
矢作先生、ホンマ大好きやわ。
そして、こう続きます。
「歴史、伝統、文化など、私たちが学ぶべきことはたくさんあります。
その 中でも重要なのが『ことば』です。
ことばは『音』であると同時に『意識』です。
二つが合わさると、ことばはエネルギーに変化します。
いわゆる『言霊』です。
ぜひ知っていただきたいのは、ことばには、良いエネルギーを持つことばと、
悪いエネルギーを持つことばがあることです。
残念ながら、昨今の日本人を見ていると、老若男女を問わず、ことばの乱れが目立ちます。
よいエネルギーを持つことばを使うと、よいエネルギーがまわりに伝播していきます。
そのことばを使った人も、そして、まわりの人も、意識がよい方向へと変化するのです。
この意識の変化こそ、日本人として転生した私たちに課せられたミッションであり、
日本が『扇の要』として世界に貢献できることの一つです。
ですから、まずことばから始めることを提案したいのです」
東大病院の医師でもある矢作先生の提案です。
しかも、輪廻転生を微塵の疑いもなく言い切っておられます。
なんとすがすがしい文章なのでしょう。
「はじめに」の結びはこうあります。
「いつも使っていることばを、よいことばに変えるだけで、気持ちが変わります。
気持ちが変わると行動が変わり、行動が変わるとつき合う人の顔ぶれが変わり、
結果として大小さまざまな『いいこと』が起き始めることにつながります。
私たちは、いつでも自由自在に『生まれ変わる』ことができるのです。」
改めて、日本に生まれることができたこと、感謝です。
だからこそ、美しい日本のこ
とばを使いたいと願わされるのです。
とばを使いたいと願わされるのです。
今日一日、世界一美しい日本のことばを使って参りましょう。