朝は新聞から
2016.01.02
半身浴して、産経と中日の二紙を隅々まで読むのが日課となり、
ずいぶん長く続いています。
まだ夜も明けぬ時間から、風呂で新聞を読んでいると、
いろんなこと考えられて、ありがたいことですね。
ネットがどれほど発達しても、紙の媒体は心に届くものが違うように思うのです。
大きな紙面に踊る活字。
小さなコラムに胸が熱くなったり。
我が師、糸川英夫博士のお宅に泊めていただいたときは、
朝届いた新聞から広告を抜き、読み終わって印が付けられた記事を切り取るのが私の役でした。
英語の新聞も含め、毎朝七紙を読んでいた糸川博士でした。
どうしたらあんなに早く読めるのでしょう。
しかも、中身をキチンとチェックして。
めくり終えたときには、読み終わってる感じでしたね。
「新聞で信じていいのは日付けだけ」
そう言っていた糸川博士です。
まず自分の視座を持って新聞を読めと言われました。
事実ではなく、誰かの意見であることを忘れないように、
とも言われました。
朝日新聞よりも祖国を卑しめる中日新聞ですが、
その現実も知っておかなければなりません。
産経といえどもあれっと思うような記事もあります。
インターネットが発達し、ニュースは光の速さで届けられる時代です。
しかし、「情報という名のノイズ」で満ち溢れているようにも思えます。
今日も朝が来て、郵便受けに新聞が届きます。
新聞を手にすると、
世界と繋がっていることを実感する瞬間でもありますね。