赤塚高仁ブログ

楽しさの本当の意味

2016.01.04

 さて、本格的な仕事始めです。

 「正しい」より「楽しい」選択を
と、聞かされたことがありませんか?
楽しさの意味はどういうものなのでしょうか。
楽しい、が自分の欲の満足をあらわすとしたら、
欲望に火をつけ、消費することが正義だという世界が続くことでしょう。
すると、「効率的」であることも正義だということになります。
効率的でないことは、無駄だということになります。
老いること、病むこと、障害を持つ人は無駄なことなのでしょうか。
人間を品質管理するような社会は、楽しい社会なのでしょうか。
人生という限られた時間の中で、欲望を煽り立てる「楽しさ」
「効率」を画一化する常識。
ちょっと疑ってみたほうがいいようです。
本当のたのしさとは、目的ではなく目的までの歩き方。
それも、誰と歩くか。
よき仲間こそ人生の宝であり、
その仲間と過ごす時間こそ「楽しさ」のはずです。
 「常識」と思い込んでいることは、この100年ほどで作られたものです。
お金がなければ幸せになれないというのも、その一つでしょうか。
確かに、幸福になるのに経済は有効ですが、
金持ちになれば幸福になるわけではありません。
手段が目的になってしまった世界は、ちょっとおかしいのかも知れません。
地震がきても
津波が来ても、
原発が爆発しても、
偉い人たちは「想定外」と繰り返しました。
誰も答えなど持っていないことがわかりました。
 人は、過去には天才になれるけれど、
「今」と「未来」に対しては永遠に迷える子羊なのです。
どんなに知識があっても、すべて生ゴミのようなものでしょうか。
保証を求め、安全と安心に依存し、知識という生ゴミを溜め込み、
金があれば老後が豊かだという常識にとらわれているのではないのでしょうか。
強さや、賢さといったこの世の常識に依存する人が平安なのでしょうか。
いいえ、依存は「恐怖」を生みます。
本当に強い人は、優しい人。
強さを誇る人は、臆病な人。
賢い人は、謙虚です。
賢さを誇る人は、臆病な人。
あるがままを受け止め、受け入れる人は安心を得ます。
安心を求める人は、臆病な人。
 我が師、糸川英夫の名言中の名言。
「人生に二つの宝がある。
 一つはよき友。
 もう一つは、逆境」
そして、
「すべての生物は、逆境のときだけ成長する」
 常識を疑い、常識をぶっ壊し
 よき友とともに、歌いながら歩きましょう。
 この世の旅路を。
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