縁あって花が咲く
隼戦闘機、ペンシルロケットの糸川英夫博士のライフワークは、組織工学。
星の運行に秩序や法則があり、宇宙には目に見えない巨きな力がはたらいているとケプラーは言いました。
糸川博士は、人と人との出逢いにも法則があるに違いない、それを見つけてノーベル賞をとると言っておられました。
その、組織工学の中に、フェイリアスタディ、失敗研究というのがあります。
そのプロジェクトを進めると、どんな失敗が想定されるか、あらかじめ徹底的に研究しておき、その対策をすべて準備しておく。
また、シード理論、ニード理論というのもありました。
シードは種のことです。 この種は、どんな所で芽を出し、花咲き、実を結ぶか。
すなわち、その商品は、本当に世の中に必要とされているのか、人や社会に貢献できるのか。 まず、そこから始めなさい、と言われました。
お金儲けの天才、澤田升男さんの社員セミナー初日、「企業は何のためにあるのか?」
そんな根っこの問いかけ、それ以前に「働くとはどういうことか?」という、一番初めの考え方から問われました。
澤田さんは、技術よりもやる気と心。
物事の十中八九は、考え方で決まるといつも言われます。
今回のセミナーでも、根底に流れる澤田イズムは、全くブレることがありません。
それどころか、初めて澤田さんに接する若い社員さんにもわかるように、一つ一つ丁寧に、わかりやすく話されます。
簡単なことを、大げさに、難しそうに話す人は多いけれど、ビジネスの奥義をこんなにシンプルに噛み砕いて語れる人をワシは他に知りません。
お金儲けの天才は、組織工学の天才でもありました。
澤田さんを動かしているのは、もはやお金じゃありません。
経常利益10億を出していた超優良企業を手放し、日本中で魂の叫びとも思えるセミナーをやり続けているのも、「住宅業界を変えたい」という、熱い想い。
世の中を良くしたい。そのためには、会社が強くならなければならない。
まず、社員一人ひとりが幸せにならなければ、世の中に役立てない。
ワシは、常に澤田さんの話は最前列で聞かせてもらってきました。
でも、今回は、その場所に入江と本島が座り、ワシは一番後ろにいました。
うなづきながら聞いている社員さんの背中をみつめ、何度も涙が出そうになった。
一緒に歩いたいろんな場面が、千切れながら溢れてきました。
泣いたり笑ったりしながら、ここまで歩いてきました。
家族よりも誰よりも長い時間を共に過ごしてきた大切な仲間。
ああ、この人たちを幸せにしなければ、お客様の笑顔も、世の中への役立ちもあり得ない。
「赤塚さん、きた方がイイですよ」
一本の電話が、運命を変える。
今回のセミナー、社員さんと共有できたことは、ワシらの財産となります。
ワシらのレベルをあげ、澤田さんが命懸けで開発してくれた「神様が宿る家」を提供するに相応しい強い会社となること。
それが、澤田さんへの恩返しですね。
縁あって花が咲き
恩あって実を結ぶ
すべては、住まう人の笑顔と健康のために