赤塚高仁ブログ

死海の夢と食べ物への感謝

2016.01.21

 安倍晋三総理が、イスラエルの死海のほとりにいて海に入るのを躊躇しています。

初めて死海に来て、ちょっと怖いのでしょうか浮遊体験。

死海は、塩分濃度28%・・・ふつうの海の塩分の10倍です。

だから浮かびます、水に腰掛ける感覚で浮いたまま本を持って読むことさえできます。

安倍総理の手を引いて、私が案内しました。

私は、13回死海を訪ねていますから安心してください、任せてください。

そう言いながら総理の体を支え、そっと浮かばせました・・・力を抜いてください、総理!力んじゃダメ・・

浮いた瞬間の安倍総理の嬉しそうな顔! 

 

 と、ここで目が覚めました。

不思議に鮮やかな夢でした。

なんだか本当のことのように思える夢でした。

今日、配信されるメールマガジンにユダヤのことを書いたからでしょうか。

日本はイスラエルに学ぶべきところがたくさんあります。

安倍総理には是非見てもらいたいです。

1.6万人の農業生産者の国イスラエルは、国土の60%が砂漠です。

その国がほぼ100%の食物自給率を達成し、1800億円の農業生産物の輸出をしている事実を。

我が国は、200万人の農業従事者がいて、イスラエルとほぼ同等の輸出額。

食物の自給率は、40%を切っています。

ユダヤ人は言います、

「同じ気候条件なら、水は100分の1、肥料は10分の1で生産できる」と

 

 ずいぶん前にイスラエルに行ったとき、ユダヤ人の友が私にこう言いました。

「Mr.アカツカ、お前の国のような資源が豊富なところで、食べ物を外国から買うなんて自殺行為だぞ。

止められたら生きていけないのだから」

 

 魚に水が見えないように、日本人には日本が見えないのかも知れません。

4万枚のビーフカツを廃棄処分にしたものが、闇で流れてスーパーで売られていたことが問題になっています。

処分を委託された業者がたたかれています。

モラルの欠如は、商人にあるまじきことで、許されることではありません。

しかし、

表面に現れたことが真の問題なのではないでしょう。

それは、あくまでも結果です。

問題は、「命をいただいている」という感謝不足にあるのではないでしょうか。

 

 食物自給率40%を切っている国に生きる私たちが、食べ物があるのが当たり前と錯覚していること。

消費することだけで、生産者に想いを寄せることもなく。

 

ゴミにするために殺されていった、牛たち、小麦たちに手を合わせお詫びをする今朝の私です。

天地一切の恵みと、これを作られた方々のご苦労に感謝します。

食前には、手を合わせ、いただく命に感謝を捧げたいものです。

 

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