赤塚高仁ブログ

見る前に跳ぶ

2016.02.01
「じっくり考えさせてもらいます」
 
お客様で多いのが、この答えです。
ご本人は
「前向きに善処」
しておられるのでしょうが、30年住宅営業してきて
考えて前に進んだ方はありません。
その場で、「すぐやる」と決めた人だけが家を建てておられます。
そして運命を変えてゆかれます。
「じっくり考えて、いちばんいい方法を探す」
 ということが「くせ」になってしまっている人は
 「なんにもできなくなる」のです。
 「なんにもできなくなる」のなかには、
 「失敗もできなくなる」ということも含まれます。
 「なにかをする」と、うまく行くこともあるし、
 経験にはなったけどあんまり変わらなかったなぁ、
 であるとか、もっと手直しが必要だな、もあります。
 やらなければよかった・・・「失敗したなぁ」もあります。
 「失敗してはいけない」
 と、飼い馴らされすぎてしまったのでしょうか。
 保証、
 安全、
 安心・・・などなど、「じっくり考える」と
 この宇宙に存在していない概念を、生み出し、
 あたかも安全な未来があるような錯覚を信じてしまっているのかも知れません。
 どんな時代も、今から先は「冒険」なのです。
 人類の進化の頂点が「今」なのです。
 「おなじようなこと」はあっても
 「おなじこと」は二度と起こらないのですから。
 ただ「じっくり考えて、いちばんいい方法を探」しているつもりでいながら、
 本気になるタイミングを失ったり、
 熱が冷めていったり、
 ただただ考えていることが続いていったり、
 あるいは考えてさえいない時間が過ぎていく。
 そして「失敗もしない」代わりに
 「なんにもできなくなる」わけですね。
 きっと誰もが、放っておけばそうなるのだろうと思います。
「失敗のない人生」こそ「人生の失敗」ではないでしょうか。
 
 いままでの、じぶんの経験をよく見直してみると、
 ちゃんとやったこと、やってよかったことというのは、
 すべて、「すぐやろう」「すぐやりたい」と思って、
 具体的に動き出して始めたことばかりなのです。
 スタートしてから、困ったことだとかは当然あるのですが、
 それはそれで、その解決を「すぐやる」わけです。 
 
 動いて
 ちょっと考えて
 また動く
 
 この星は行動の星だから。
 実に臆病で、決断力のない優柔不断な
 いつも「考え中」だらけの人間だと思っていたのだけれど、
 見る前に跳ぶことも多かったようです、私。
 
 「すぐやる」ということも、たくさんあったのでした。
 その結果が、いまのじぶんのやっていることなんですね。
 今週末にはあの伝説のバンド、
 MCサクセションが京都で復活ライブをするというではありませんか。
 能書きを語らせたら天下一品の私ですが、
 なんだかんだ考えている場合じゃありません。
 まずは、ギターの練習を「すぐやる」のです。
 仲間を集めて、演奏を「すぐやる」のです。
 だから、まだの人はチケットを「すぐ申し込む」のです。
 
 
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