キリストの伝道
2016.02.21
日本にキリスト教を伝えたのは、ポルトガルのフランシスコ・ザビエルで、
1549年のことだったと歴史の時間に習った記憶があります。
鹿児島の種子島に着いたのだそうです。
キリストの神さまは、唯一絶対の神で、創造主で、他に比べるものがなく、
このヤハウェの神様を信じると天国に入れるのだと説きました。
種子島の漁師たちはビックリします。
「え!そんな神様、いままで聞いたことなかった」
信じなければ、地獄に落ちるのか・・・
どこの国に行っても、相手の宗教や神様を否定しヤハウェの神様が唯一絶対の神だと教えます。
正しいことを伝えているのだから、いいことをしていると信じています。
唯一絶対の神、全てを作り、人間を作り上げた全能の神。
種子島の漁師は言いました。
「そうすると、この神様のことを知らなかったワシの親や、ご先祖様は天国に行けないのか」
ザビエルは答えます。
「そうだ、
あなたは救われたいだろう」
漁師は言いました。
「ワシだけそんなところに行っても仕方ない。
みんなが救われないなら、ワシだけ救われたいと思わん。
それに、知らないものを地獄におとすような無慈悲な神様なら要らん」
ザビエルは、「私は伝道に自信をなくした」と日記に書いています。
教会も持たず、野原で、道端で、湖のほとりで、誰かの家で「神の国」を説いたキリスト・イエス。
彼が生まれた場所、歩いた道、殺されたところ、葬られ、復活した地、
13回訪ね、その地で聖書を読んできました。
聖書が足の裏から入ってきます。
アジアの西の端、イスラエルはアジアの東の端のヤマトと兄弟のような関係だとわかりました。
聖書が語りかけてきます。
「イエスの伝えたかったことが、キリスト教によって台無しになってしまった」と。
戦争と平和のいたちごっこ。
イエスの弟子たちは、聖書を読んだことがありません。
聖書がなかったからです。
「聖書に学ぶやまとこころ」の会が、全国で5箇所に生まれました。
恵那、桑名、長崎がスタートし、来月から神戸、大阪の塾が始まります。
テキストは、「口語訳・聖書」と「ヤマト人への手紙」
キリスト・イエスご自身が導いてくださることとなるでしょう。
私が出かけるのは、布教活動ではありません。
諸宗教和合、すべての宗教が手をつなぎあい、世界に平和の風を吹かせるためです。
牧師は伊勢の神宮にいかないし、
神主は聖書を読まないし、
みんな自分が正しいと思っています。
でも、知らないことも知らない世界を旅するためには、
赤ちゃんみたいに素直な心で、空っぽになって飛び込まなければなりません。
私は、20代でお遍路を終え、高野山へ行き、インドへも5度行ってブッダの足跡をたどりました。
あらゆる新興宗教も覗き、大川隆法さん、麻原彰晃とも会いました。
伊勢の神宮では「神話を体感する会」の開催も10年目となりました。
シリアのダマスカスでパウロの声を聞いたのが15年前のこと。
「お前は私が呼んだ。
お前は、わたしのようにキリストを伝えるのだ」
教会に行ったこともないし、聖書も読んでないと言うと、
「そのままのお前を使う。
どこにいくのも私が伴い、一緒にいる」
と言われたのです。
そのときには、パウロという人がどんな人かもよく知りませんでしたが。
不思議な体験です。
5箇所で開催される「聖書に学ぶやまとこころの会」
200名近い参加者に、キリストを伝え、イエスと出会ってもらうのが願いです。
3回目以降は新しく参加することはできなくなりますので、
ご縁を感じたら、キリストに会いに来てください。