喜ばれる喜び
シアトルへともに旅した魂の兄弟、細川社長、世界標準の街を作りたい!と本気スイッチがONになったようです。
世界で最も豊かな国の一つである祖国日本の住環境は、本当に豊かなものなのでしょうか?
一生かけて払い続けるローンにふさわしい、命が喜ぶ空間が生まれているのでしょうか?
細川社長は、もともと不動産会社の凄腕経営者でした。
自己資金もないようなお客様でも、ローンをつけて建売分譲住宅をジャンジャンバリバリ売りまくり、儲けまくっていました。
でも、ある日突然「自分は、こんな家を売るために生まれてきたのか。あの世に帰って、御先祖様に胸を張って顔を合わすことができるのか」という思いが湧いてきたのです。
そんな時、本屋さんでこの方の本と出会い、衝撃を受け、不動産業から撤退します。
見事です! 終わりが大きなエネルギーを産み出すという証人ですよね。
二人の社員さん以外、全員彼のもとから去って、細川社長は、年間350日以上澤田さんの元に通い続けます。
そして、その行為を意気に感じた澤田さんは、命懸けで細川社長を支え、なんと2年で経常利益一億、優秀な社員さんも続々と入社され、ホンモノの0宣言の家を提供し続けています。
細川社長は、以前お付き合いしていた地主様方もお助けしたい、そう願うようになったそうです。
あのころできなかったことができる、それは、単なる地主として土地を所有していることに縛られるのではなく、
美しい街を作り、その街のオーナーとなっていただくこと。
シアトルで、そんな話をし、ワシと細川社長は、思いを確かめ合いました。
昨日、細川社長は、ワシの町、津を訪ねてくれました。
ワシが、これまで手がけた「定期借地権による世界標準の街」をみて、その土地を提供してくださった地主様方に直接会って話を聞くためです。
12年経ちました。
地主様、全員「やってよかった、心からそう思う」と言ってくださいました。
細川社長は、そのことに驚かれたようです。
土地を売った地主さんは、一時長者番付に名を連ね、羽振りのいい生活をするけれど、お金は、日なたに置いた雪だるま、瞬く間に消え去って、先祖代々の土地と共になくなってしまう。
また、アパートを建てた地主さんは、ほぼ全員後悔しておられるそうです。
12年も経てば、古くなった建物は魅力なく入居率は落ち、修繕費に大きな出費を強いられる。
収益が得られると、いい事ばかり言ったハウスメーカーの担当者はとうにおらず、事務的な対応ばかり。
そして、自己資金を持ち出し、挙句の果てに土地を手放すはめになってしまう。
ワシも、改めて地主様と話しながら、あの頃の熱い思いが蘇ってきました。
門前払いの日々、でも、美しい街が創りたい。 語り続けた心の中の真実。
喜ばれる喜びこそ、ワシら人間にとって、もっとも尊い宝物ではないでしょうか。
ワシらには、「神様が宿る家」という最強の住宅が与えられました。
まさに天からの恵みです。
いよいよ、本気で美しき大和の街づくりを進めるときがきたのです。 合掌