赤塚高仁ブログ

変容するということ

2016.04.18

 全国5か所で聖書塾を開いています。

29歳で糸川英夫博士とともに訪ねたイスラエルから28年が経ちました。

旧約聖書、新約聖書

深く魂に響き、聖書の現場を歩き、

足の裏で聖書を読んできました。

 

私という現象の中に取り入れた聖書を一度温め直し、

ヤマト人の色彩で発露するとき、思いもよらなかった風景が広がってきました。

古事記が読み解け、教育勅語がはっきりとわかるようになりました。

聖書、ユダヤの視座を得て、

古事記、ヤマトが見えるようになったのでしょう。

 

 大阪聖書塾には青森県から通ってくださる方もあり、

熱く求める気持ちが私を通して言葉を降ろしてくるのを感じます。

 

宗教を超え、一人ひとりが変容し、

自分勝手に作り上げた「私」という錯覚から解放され、

本来あるべき自分と出逢うことができたら、どんなに素晴らしいことでしょうか。

 

それは、とりもなおさず、私たち一人ひとりが今変革すべき時を迎えているということです。
しかもその変革は、これまでの延長線上にあるものではなく、
もっと本質的な部分が問われていると直感されているのでしょう。

 それを、「特異点」と呼ぶのだと

糸川英夫博士は教えてくださいました。

ただ、多くの場合、それが具体的に何を意味し、
どのように変革を実現してけばいいのかは分かりません。
 「変わらなければいけないけれど、
どのように変わらなければいけないのかは分からない」のです。

 変革すべき時期は、うまく事が進んでいるときに自覚されることは少なく、
むしろ、何らかの行き詰まり、問題の発生、危機的状況の中に現れてくるようです。

 一見するとマイナスの出来事に見える事柄の中で、
 実は生まれ来る新しいいのちの胎動が始まっているのです。
このサインを見過ごすことなく、
その意味を正面から受け止めていこうとの勇気と覚悟があれば、
そこから新しいエネルギーが立ち上がってくるのだと思えます。

 私たちの中には、未だ生きられていないエネルギーがあります。
いままで全く気付くことのなかった、無意識だった可能性、
あるいは眠っている力とも言えるでしょう。

変わる力はどこからやってくるのか

外側から誰かにパワーを与えられるのではありません。
 内側に持っていた力が引き出されていくのです。

いったい自分の中でどのようなことが起こっているのか。
それを意識していくことで、エネルギーが変わり、
 自分自身が変わり、毎日が変わっていくのです。

 聖書に書かれている最大の秘密は、

人が変容できるという証しであり、そのやりかたなのです。

それが人間にとって、最高最大の喜びだからです。

そして、私たち一人ひとりが

神から願われていることもそれだと

思うのです。

 

 

 

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