神話を体感する会
伊勢の神宮がどうして三重県にあるのか、そんなことも知らなかった9年前、修養団の中山靖雄先生に招かれて「神嘗祭」を奉観させていただいたのがきっかけでした。
夜の神宮の御敷地に入れてもらうのも初めてでしたが、人工の明かりの全くない暗闇の中で、たいまつの火のもと神官たちが白装束でとりおこなう静かな儀式。
祭りというと、大勢の人が集まり賑やかに騒ぐものと思っていたのが、コペルニクス的大転換。
2000年もの間、ずっと続けられてきた大和の国の文化
そして、祈り
神話が今もピチピチ生きている国、それは世界で唯一日本だけ
これは、知ることや学ぶことも大事だけど、「体感」することが大切だ!
と、思って仲間たちと始めた「神話を体感する会」
今年で5回目ですが、夜のお祭りを見せていただく前に、五十鈴川で禊ぎをすることにしてるのです。
しかし、今年は特別冷え込み厳しく、大寒波がやってきてまして
127名、特に初めて参加してくれた方は死にかけてました。
私はというと、みなさんを導くというお役をいただき、ボンボリを持って先に川に入ってるわけですね
準備体操もなく、氣愛を入れる間もなく、何事もないように川に入って立ってるわけですよ
自分の修業のためなんかだったら絶対出来ません。
みんなが来てくれて、後に続いてくれると思えるから寒風吹きすさぶ五十鈴川に浸かってられるのでしょう。
不思議なことに、川から上がると体は熱くなってきます。
人間って、命を自分のことに使うと苦しいけど、誰かのために使わせていただくと、思いもよらない力が溢れてくるようです。
ただ、全国からきたみなさん、(北海道、東北から九州まで)一年の穢れをかなり落とされたので、川が汚染されたかも
伊勢湾の魚たちが心配です・・・
http://www.syd.or.jp/ise/tukinamisai12.pdf