嫌われる勇気
2016.05.08
光田なおこさんのブログでも取り上げられ、
わかりやすい漫画の本までいただいていたのに読まずにいた、
「嫌われる勇気」買って読んでいます。
世界的にはフロイト、ユングと並ぶ心理学の三大巨頭の一人としてあげられるアドラーが、
どうしていままで脚光を浴びることがなかったのか・・・
「所有」の心理学から「使用」の心理学
人間が、原因論的なトラウマや、過去に翻弄されるほど脆弱な存在ではない、とするアドラー心理学が受け入れられる認識力が私たちになかったからでしょうか。
少なくとも、私にとって
いま、本当に、素直に心に染み渡るように入ってくる教えです。
世界はシンプルであり、
問題は世界がどうであるかではなく、
私がどうであるかなのです。
サングラス越しに世界を見て、暗いと嘆くのではなく、
サングラスを外せばいいというのが、アドラー心理学。
その「勇気」があるか、それだけが問われています。
人間理解の到達点とまで言われているアドラー心理学。
自分が変われないでいるのは、自らに対して
「変わらない」という決心を下しているからなのです。
つまり、人は
いろんな不満があったとしても「このままのわたし」でいるほうが楽で安心だと思っているのです。
変わることで生まれる「不安」と
変わらないことでつきまとう「不満」
どちらを選択しているか、それだけでしょう。
いま、喜びの人生を送っていないとしたら、
それは、過去や環境のせいではなく、ましてや能力の足りなさなどでもなく、
ただ「勇気」が足りていないのです。
何度も繰り返して読むべき本と出会えました。
私がたくさんの本を読むのは、2度読みたくなる本と出会うためです。
滅多にない、そんな出会いが人生の扉を開いてくれます。
聖書を貫いている大いなる秘密、それが
「人は変われる」
変わり続けてゆきましょう。
いま、勇気を出して。