第一回 神社検定
三重県神社庁で、第一回神社検定を受けてまいりました。
ワシは、神主になろうというわけではありません。
このような検定試験が、全国いっせいに行われるという、驚くべき状況を体験したかったのであります。
問2
古代の人々は、神様は一つのところにいつもいらっしゃるわけではなく、お祭のときなどにお呼びして来ていただくものと思っていました。そのとき、神様は美しい木々や山、岩などに宿られると考えられていたのです。この神様が依りつかれるものを依代といいますが、それが木の場合は、現在は何と呼ばれているでしょうか。
1・磐座 2・神籬 3・神奈備 4・磐境
問31
2月11日の建国記念の日に執り行われるお祭です。神武天皇の建国の偉業を仰ぎ、国を愛する心を新たにし、皇室の永遠と国家の発展を全国の神社で祈るお祭りとは何でしょうか。
1・紀元祭 2・歳旦祭 3・元始祭 4・天長祭
問54
天皇陛下は、元旦の早朝、伊勢の神宮および四方の神々を遥拝され、世の平安を祈られる年中最初の儀式に臨まれます。この四方拝はどこでおこなわれるでしょうか。
1・賢所前庭 2・皇霊殿前庭 3・神殿前庭 4・神嘉殿前庭
問82
天照大神は天児屋命、布刀玉命、天宇受売命、伊斯許理度売命、玉祖命の五柱の神を天孫に従わせて降臨しました。みな天石屋戸開きのときに活躍された神たちで、当時の大和朝廷を支える氏族たちの始祖として語られています。この五柱の神のことを何というでしょうか。
1・臣下神 2・石屋神 3・五伴緒 4・五番神
などなど、100問の問題は、神社のこと、神話のこと、ほんとうに面白いのです。
そして、なによりも、この検定試験を今日、全国各地、北海道から鹿児島まで、実に多くの人たちが受験しているという事実。
日本のこと、神話のこと、日本人が民族の歴史に目覚めてきているのでしょうか。
若い女性から、年輩の男性まで、いろんな人が受けに来ておられました。
自分の国のこと、建国の歴史、建国の父、そして、愛国心について世界で唯一、一切教えない国。
自国の国歌を、教師が歌わない、国旗の掲揚をしない、世界で唯一の国。
世界で一番好きな、日本がいつまでも栄えあれと祈ります。
建国以来、2672年間、125代の天皇と皇室が国民と共にある世界唯一の「君主主義国家」、日本。
ワシらは、神話につながる天孫民族なのだわさ。 すごいこと!
ああ、早くお金くらい儲けて、神話の話し、能書きたれに走り回りたい。
えっ?試験の結果? あの~ 試験は、合格することが目的じゃないの、過程を楽しむの。