何ひとつ持たないで
今朝は、新約聖書「テモテへの第一の手紙」を読みました。
第6章7節
「わたしたちは、何ひとつ持たないでこの世にきた。
また、何ひとつ持たないでこの世を去っていく。
ただ、衣食があれば、それで足れりとすべきである。
富むことを願い求める者は、誘惑と、わなとに陥り、また、人を滅びと破滅とに沈ませる。
無分別な恐ろしいさまざまな情欲に陥るのである。
金銭を愛することは、すべての悪の根である。
ある人々は欲張って金銭を求めたため、信仰から迷い出て、多くの苦痛をもって自分自身を刺しとおした。
しかし、神の人よ。
あなたはこれらのことを避けなさい。
そして、義と信心と信仰と愛と忍耐と柔和とを追い求めなさい。
信仰の戦いをりっぱいに戦い抜いて、永遠のいのちを獲得しなさい。
・・・・この世で富んでいる者たちに、命じなさい。
高慢にならず、頼りにならない富に望みをおかず、むしろ、わたしたちにすべての物を豊かに備えて楽しませて下さる神に、のぞみをおくように、また、良い行いをし、良いわざに富み、惜しみなく施し、人に分け与えることを喜び、こうして、真のいのちを得るために、未来に備えてよい土台を自分のために築き上げるように、命じなさい。
テモテよ、あなたにゆだねられていることを守りなさい。
そして、俗悪なむだ話と、偽りの「知識」による反対論とを避けなさい。
ある人々はそれに熱中して、信仰からそれてしまったのである。
恵みが、あなたがたと共にあるように。」
この手紙を書いた、パウロがいなければ、キリスト・イエスの教えは、イスラエル、ガリラヤ地方の新興宗教で終わっていたかも知れません。ユダヤ教のイエス派として。
しかし、パウロが異邦人に伝道を始め、世界宗教となり、イエスの名は地球に住む人間であれば知らない者がいないほどとなったのです。
まさに、パウロは史上最強のセールスマン、商人ですね。
パウロは、伝道者として命を懸けて、福音を伝え続けました。
目に見えない「福音」という、よき知らせ。
イエス亡き後、パウロは、イエスに反して、迫害に息をはずませて、キリストの弟子たちを捕らえ殺していました。
それが、霊のキリスト・イエスと出会い、大回心して伝道者となり、世界伝道を始めたのです。
使徒行伝の中で、その場面は3度も書かれています。
ワシのめちゃくちゃ好きな場面なのです。
シリアのダマスコ途上のパウロの回心、ワシの運命を変えた箇所ですわ。
彼が伝えたのは、イエスの教えの「価値」です。
哲学や教理では、人は救えない、人は変わらない。
彼自身が、根っこから人格一変させられた、その体験を通して「人は変ることができる」と伝えたのです。
ワシは、10年前にシリアのダマスカスで、このパウロの霊に触れて、キリスト者にされました。
パウロの声を聴いてしまいました。
そのときは、パウロが何者かも知りませんでした。
キリスト教は、わかりませんが、キリスト・イエスは、大和魂のサムライだと教えられました。
だから、イエスが大好きになって、聖書を読むようになったのです。
パウロのように、魂の底から信じたことを伝える人生。
最幸です!! ワシもパウロの如く、「神様が宿る家」を伝えてゆきます。
すべては住まうお方の笑顔と健康と幸せのために。