英霊にこたえる会
四日市にお住まいの水谷弘さんと、佐藤さんが訪ねてこられました。
お二人は、英霊にこたえる会、三重県の会長と支部長です。
終戦記念日の基調講演をと依頼されました。
この会の全国会長は、アサヒビール名誉顧問中條高徳さんです。
二年前の基調講演は、この中條さんでした。
水谷会長は、今年の終戦記念日に合わせて出版される著書をお持ちくださいました。
「学窓から戦場へ」航空無線通信士14歳の出陣
右手三本の指で、モールス信号を叩き、戦場で生と死の隣り合わせの中で、航空機の安全と誘導の任務遂行に精励されたのでした。
水谷様の体験した戦場は勝ち戦でした。
しかし、終戦の詔が流れて、勝組の日本兵から武装が解除されると、支那で捕虜となり艱難辛苦を舐めることになるのです。
1・軍人は忠節を尽くすを本分とすべし
2・軍人は礼儀を正しくすべし
3・軍人は武勇を尚ぶべし
4・軍人は信義を重んずべし
5・軍人は質素を旨とすべし
軍人勅語の御聖訓五箇条が、精神の要となり、大和魂を失わず、勝者に対しても卑屈にならなかったそうです。
悲惨な屈辱的な収容所での日々にあって、就寝前には全員整列して、祖国に向かい礼を正して誓ったのは、
一つ、国敗れても山河あり、耐え忍んで生還しよう、祖国の再建と復興の力となろう
二つ、敗兵であっても礼儀は正しく
三つ、武装解除されても、軍人精神は消失しない、勝者を恐れるな、侮るな
四つ、互いに信頼し、助け合い、軍規を守り、身勝手な行動はしない
五つ、質実剛健、力強く生きよう
と、いうこと。
いつのまにか、忘れてしまっている大切なことを、思い出しなさいと天が声を聞かせてくれているのでしょうか。
八月、暑い日、三重県護国神社にて、英霊にこたえる会、祈りをもって出かけて参ります。