赤福のココロ
ずっと昔に「伊勢の名物赤福餅はええじゃないか!ロックンロールショウ」というバンドでギターとボーカルを担当してました。
歌よりも、しゃべりの長いバンドでした。
ダンシング志摩と名乗っていましたが、踊れるわけではありません。
だいたい、ワシの人生、これでええじゃないかとええ加減に半世紀過ぎました。
髪が白くなり、老眼が進み、歳をとるということが実感として迫る今日この頃です。
澤田升男先生のように真面目に生きなければいけない・・・そう思います。
残り時間、あまりありません。
さて、赤福は伊勢の名物ですが、「赤心慶福」(せきしんけいふく)から名付けられているそうです。
赤ちゃんのように純真な心に、福がやってくる。
とても大事なココロです。
赤ちゃんは、過去を悔んだり、未来に不安を抱いたりしません。
今、ここで生きることを生きています。
いまという瞬間に「ある」
いまこの瞬間との調和の中にあるとき、大きな力とつながっています。
いまという瞬間、命そのものの力とつながっています。
その力のことを昔から「神」と呼んできたようです。
その力に背を向けた瞬間「神」は、ただのコンセプト、概念となり、ある人はその概念を信じ、ある人は否定します。
「神」を信じることが大事だと、宗教家たちは言います。
「神」を信じることも、人生のすべての瞬間に立ち現われている「神」の現実を生きることに比べれば、お粗末な代用品にすぎません。
澤田さんは、いつも言います、「毎秒毎秒一所懸命生きる」と。
だから、多くのコンサルの先生方が言う「目標」と、澤田さんが言うそれとは違うように思えます。
見つかるはずのない未来に充実した人生を求め、この宇宙と唯一の接触点である現在のこの瞬間を無視してしまうという習慣を、澤田さんは破ります。
澤田さんのコンサルが成果を生み出すのは、澤田さん自身が、どんな単純な行為であっても、携帯でメールを送るだけでも、
車のハンドルを切るだけでも、その行為に質がともなっているからだと思えます。
「毎秒毎秒一所懸命」という言葉の中に「赤心慶福」を感じます。
ワシが、不安やストレスを感じるのは、過去や未来や、ここにいない誰かに支配されて、今の瞬間を生きていないからでしょうか。
いちばん大事なのは、意識の状態で、あとはすべて二次的であるということを忘れてしまっているからかも知れません。
赤福餅はええじゃないか!
赤ちゃんの心で、今日一日生かされてみましょう。