赤塚高仁ブログ

夢をあきらめないで

2012.07.16

 東京は世田谷、糸川英夫博士が住んでおられた懐かしの場所があります。

ワシが29歳の7月のことでした、友人の紹介で糸川博士の御自宅での勉強会に参加させていただきました。

戦闘機「隼」の設計士、ロケット博士・・・そんな天才科学者の私塾のテキストは、なんと旧約聖書でした。

4000年前に書かれた、ユダヤ人の信仰の根っこ。

モーゼという偉大なリーダーが、エジプトで奴隷になっていたユダヤの民を率いて、40年間荒野をさまよい、ついに約束の地にたどり着く「出エジプト記」を糸川博士が解説してくれました。

人類史上最強のリーダーシップ論としての旧約聖書、すごく面白かった。

そして、ワシは押しかけ弟子となり、以来10年、糸川博士が昇天する時もそばにおいていただきました。

葬式もしてはならないと命じた博士です、美しい生き様でした。

 

 今年は、糸川英夫博士生誕100年記念の年です。

7月20日の博士の誕生日には、博士が移り住んだ信州上田市で記念のイベントがあります。

太陽系探査機はやぶさの中心人物、的川先生の講演(映画で西田敏行さんが演じましたね)。

糸川博士が愛してやまなかった世界的な和太鼓集団「鬼太鼓座」 のコンサート。

それからスペシャルな展示、糸川博士が45年間かけて80歳で完成させた奇蹟のバイオリン。

日本人の手で、ストラディバリウスを超えるバイオリンを!と、あらゆる作曲家の楽譜を分析し、作曲家が求める音がどれかつきとめて作られた世界でひとつだけのバイオリン。

糸川博士亡き後、行方不明になっていましたが、世田谷の自宅で発見されました。

その自宅、数年前に火事で建替えられたから、ホンマ、よく無事で見つかったものです。

ま、いろんなことがありましたが、ワシが取りに行って、ワシが運ぶなら貸すと息子さんが言われるので、借りに行って、信州上田まで運び屋をしたのであります。

そして、長野から名古屋に戻り、今朝はまた朝礼で気合を入れてスタート。

 

  「前例がないからやってみよう!」

糸川英夫博士の声が聞こえるようです。

難問が与えられても、その試練を通して成長してゆきたいものです。

生きることは戦いですね。

自分中心、自分だけが可愛い時、人は戦いません。

いまワシの人生で出会わせてもらったリーダー、澤田さんに学び、試練に耐えて、仲間を愛し、向上一路、本物の健康住宅で住まう家族を笑顔にし、幸せになっていただく。

糸川博士の、勇気と闘魂(ファイティングスピリット)、愛と真。

いままでの惰性を振り切って、古い自分から脱却します。

夢を描いて訪ねてくださるお客様に魂の底から喜んでいただくために、ワシらが成長しなければなりません。

できない理由を100通りも考えるよりも、前例がないからやってみようと一つの道を突破します。

今までの習慣、習性で同じことをくりかえすのはやめて、一線画して立ち上がります。

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