赤塚高仁ブログ

忘れずにいたいこと

2012.07.18

  ワシの父が死んだ時、京都から友がかけつけてくれました。

わずか一坪のガレージセール、古着屋から商売を始めて、いまでは100億近い商いをする洋服屋です。

オーガニックのカフェMUMOKUTEKIも毎日行列ができているようです。

全国に店を持ち、300人を超えるスタッフを擁するリーダーが誰よりも先に津のワシのところに飛んできてくれました。

家族や親戚に紹介しようとすると「僕のことは空気やと思って、意識せんといてください」といって、朝からずっと通夜の席までいてくれました。

そばにいたいから、いさせてくださいって。

通夜の式が終わって、一旦帰った彼から「お兄ちゃん、大丈夫ですか?」とまた電話がありました。

一人で式場で親父と一緒にいるよと言ったら、「僕今からビール飲みに行っていいですか?!」って。

どこにいるの、と聞くと、もう京都の手前と言うから、もういいわありがとうと電話を切りました。

あとで奥さんが、その後ずっと戻ったらよかったって言い続けていたので「私が乗せていこうか」と言って、ようやく気が治まったと言ってました。

彼が、どれだけ忙しい男か知っているワシは、彼の心が伝わり救われました。

なぐさめも、涙もなく、ただ寄り添ってくれる友があるというのは、なんと豊かな人生なのだろうと思えます。

ヤギでもわかるのですから、男の中の男なら、そんな気持ちわかってもらえるにちがいありません。

ワシらのリーダーの優しさに、どれだけ多くの人が救われ生かされていることでしょうか。

何の役にも立たない、行動もしないヤギですが、せめてそこにいさせてもらいたいと願います。

 

 澤田升男という、住宅革命を起こした人物を世の中に送り出してくださったお父さんに感謝を申し上げます。

お父さんのおかげで、ワシは、澤田リーダーと出会わせていただけました

ワシは、人は、二度死ぬと思っています。

一度目は、肉体が終わるとき。

もう一度は、全ての人から忘れ去られる時。

お父さんのこと胸に刻みます。   感謝・合掌

 

 

 

 

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