赤塚高仁ブログ

自我(エゴ)を捨てなさい

2012.07.24

 ずいぶん前から親しくさせてもらっている山川紘矢さんが翻訳した、アイリーン・キャディの「心の扉を開く」という本があります。

今夜も眠れず、夜中にふっとこの本を開いてみました。

目にとまったページが、「エゴを捨てなさい」

 

 あなたは人生をどのように生きていますか?

他人のことはいっさい考えないで、何の目的もなく、気の向くままに、自分勝手に生きることで十分満足できますか?

あなたがどう生きようとそれは自由です。

非常に多くの人々が、こうした生き方をしていて、なおかつ、どうして自分は満足できないのかと考え込んでいます。

自我を捨て去り、人のために生きることを学んだ時、人は本当の心の平和と満足感を得られるのです。

いつも人からうばうだけではなく、人に与えることを学んでください。

あるレベルにおいて与え、別のレベルで受け取ってみたらどうでしょうか?

人生は、両方通行です。

それはつねに与え、そして、受け取ることです。

自分のためにだけに生きるのでは、人生の真の幸福と満足を見つけることはできません。

全体のために生き、全体のために与え、あなた自身が全体そのものとなってください。

 

  10年前の11月、シリアのダマスカスで不思議な霊的体験をして、キリスト者にされたワシは、ずっと聖書を読んできました。

イエスという肉体を持って、地上を歩いた一人のユダヤ人が、人類の歴史を変えてしまったのです。

わずか33歳の生涯でした。

イスラエルからはるか離れた東の島国でも、彼の誕生にケーキを買ってお祝いするなんて、すごい影響力ですよね。

 

イエスの選んだ12人の弟子たちは、立派な人たちではありませんでした。

どちらかといえば、世の中で落ちこぼれたような人たちでした。

その人たちが、今や聖者として崇められているのですから、生きている間の評価なんて大したことないのかも知れません。

自分が褒められたい、権力が得たい、お金が欲しい、そんな自我が生み出す世界に住み続ける限り、本当の心の平和と満足感 は得られませんよね。

 

 世のクリスチャンは、イエスに会いたいと祈って、いろんな決まり事を必死になって守ってます。

でも、もし2000年前のイスラエルに住んでいたとして、目の前にイエス本人が現れた時、「ハイ!」といって従うことができたでしょうか?

それまでの考えや、価値観、そして自我を捨てて従うことができるでしょうか、わずか30歳の青年に。

すべてのことは、今・ここに起きています。

ワシらのリーダーは、「みんなよくなりゃいいじゃん」と、口癖のように言います。

そして、それが本当だから、リーダーは誰に対しても一切態度を変えることはありません。

それは、恐ろしいほどです。

リーダーに出会わされて、ワシは運命が変わりました。

聖書を座って読み、毎週日曜日に礼拝に欠かさず出席をしていた時より遥かに強く、主の臨在を感じます。

そこには、依存や奇跡を待ち望むような他力本願ではない、真の歩みがあると思えるのです。

 

 自我を捨てるのは、自分の頭では無理です。

 その考えそのものが、「自我」だからです。

 

 いきさつを超えた出会い、それが運命を変える鍵であることは、間違いないようです。

澤田ファミリーと過ごす時間が増えるにつれ、そのなかに不思議な平安を感じている近頃のワシです。

 

 

 

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