英霊に感謝
兵庫の山からおりてきたお猿さんが、見学会の助っ人として現場に来てくれたのは、有り難いことでした。
ちょうど、ワシが護国神社に向かって出発した時間から、戻るまでの隙間を埋めるようにして天が遣わしてくれたのか、と、手を合わせたのでした。
「英霊にこたえる会」は、全国で300万人以上の会員がいるそうです。
三重県本部の総会の記念講演をと、依頼がありました。
三重ふるさと新聞に掲載させてもらっているエッセイを、会長が読んでくださったのがきっかけで、去年ペリリュー島の話をしたのでした。
戦後の自虐的歴史教育で、戦前の日本の全てが否定されてしまいましたが、実際に現地に足を運んでみると、全く間違いだということがわかりました。
日本軍は、パラオの島民を護りました。
ペリリュー島での決戦を前に、共に戦いたいという島民全員を軍艦に載せて、安全なパラオ本島に送りとどけています。
日本軍は、本当に強かった。
わずか1万の守備隊が、武器弾薬、食料の補給も一切絶たれた中で、4万を超える世界最強の米国連合艦隊相手に3ヶ月近くも戦い抜いたのです。
ジャングルには、ゼロ戦も戦車もそのときのまま捨ておかれていました。
高射砲の据えられた岩陰、その岩肌にこう書かれているのを見つけてしまったのです。
カアサンアイタイ
立っていられないほどの深い哀しみにおそわれて泣きました。
ワシの子どものような歳の兵士たち。
祖国を離れて3000キロ、南の島で戦ってくれたおかげで今日があります。
国家・国民のために殉じた英霊を慰霊するのは、どこの国でも当たり前のこと。
オバマ大統領がアーリントン墓地に行くのは当然です。
英霊に感謝を捧げる靖国参拝を、軍国主義を賛美することと一緒にしてはなりません。
日本は、軍国主義に走ることはありません。
国に殉じた多くの魂を鎮め、敬意を払い感謝の念を捧げるのは、人として当然のことでしょう。
ましてや、国の代表者が、そのことを率先しないとは不思議でなりません。
終戦の日は、靖国神社に参拝していました。
東京にいけない時は、三重県護国神社で玉串を捧げてきました。
その場所で、講演を二年連続でさせてもらったことも、何か目に見えない計らいを感じます。
今年は、神話と教育勅語を語りました。
多勢の聴衆、遺族の方や元軍人の方も多く、ご高齢でして、講演中に英霊になられたらどうしようかとハラハラし通しでしたが・・・(笑)