千歳とらーめん
ラーメン屋さんを訪ねて北海道に来たといえば、いかにも優雅な身分のようですが、
何はともあれ「みのり」というラーメン屋さんに来ました。
師匠の澤田さん、ファミリーの面々も一緒です。
一度ここのラーメンを食べて欲しかったのです。
澤田さんの北海道セミナーに合わせて実現しました。
ラーメンみのりの大将とは、どこでいつ会ったのでしょうか。
何時の間にか、かけがえのない親友となりました。
イスラエルへの旅へ誘った時も、ハイって即決、同室で旅の間じゅう語りました。
国を失ったユダヤ人の哀しみに、涙していました、大将は。
そして、日本を大切にしなければいけない、伊勢を大事に伝えなければならないと、
6月月嘗祭で「伊勢の風を感じる会」を毎年主催してくれるようになりました。
親に捨てられ、漁師をしたり、人生のドン底を這い回った話を笑いながらしてくれる大将です。
前の奥さんは、新興宗教の教祖様に取られたんだ、財産ごと全部って笑ってます。
今が一番幸せだから、過去がみんな素敵に見えると、チョット強がりながら言う男です。
そんな大将ですが、店が調子悪いから居酒屋をやろうと思うんですって電話がありました。
北海道でワシが講演に呼ばれたとき、訪ねてみると、お店元気ありません。
澤田さんの指導は、どんな場面にも役立ちます。
何故なら、原理原則だからです。 宇宙の法則のようなものと言っていいでしょうか。
「ね、大将、ラーメン屋さんがはやらない理由は一つしかないよ」
ワシも、ようゆうたもんですわ「それは、ラーメンが旨くないから。それ以外に理由なんてないでしょ」って。
だって、旨いラーメン屋さんなら少々愛想悪くても、チョットくらい汚くても行列できるもの。
大将、味には自信があるって怒ったような声で言ったけど、それを決めるのはお客様だよ、数字が答え出してるでしょ。
澤田さんから言われ続けてることが、口から出てました。
「ね、大将、いろんな料理扱うのは大きな資本のあるトコがやること。ワシら、零細企業が生きるのは、これしか出来ませんってものを見つけ、伝えることでしょ。違いますか?」
澤田さんにこの話をしたら、サッポロに◯◯ってラーメン屋あるから、そこの味噌ラーメンと同じもの作ってよ、だって。
その店は、ラーメンとチャーハンだけ。
3人で昼から夜中まで営業し、13席のカウンターしかなく真夜中でも20人ほど常時行列ができてるそうです。
大将立派です、その店に行ったそうです。
何軒もまわり、新しい味噌ラーメン完成させてくれてました。
酔っ払うとほとんど何も口にしない澤田さんが、みのりのNEW味噌ラーメンを
「これ、メッチャ旨いね!」って完食。
思わず大将とワシ、握手してしまったわ。
澤田さんのセミナーに大将も参加。
業種も超えて、「みんな良くなりゃいいじゃん。」 ですね。