媚を売ることなく生きられるしなやかさを
名古屋の安藤社長のブログは、毎日充実し、プロとしての自信に満ちたものです。
彼は、澤田ファミリーにあっても自分のペースを変えることなく、嫌な付き合いはせず、媚を売らずに淡々と行動されます。
澤田さんは
「赤塚さんと安藤さんだったら俺は、絶対安藤さんに家を建ててもらうよな。
プロとして、安藤さんは素晴らしいから。 素人には、怖くて頼めないよ」
少し悔しくても、事実は事実として受け止め、受け入れる必要があります。
そこを認められず、何か違うことで安藤社長に勝とうとあがいていたのかも知れません。
澤田さんには、いつも自分の中にある小さなプライドと、大きなコンプレックスに気付かされます。
どこに自分がいるのか、まず、そこを知らなければ、どんな目標も立てようもありません。
実際に、ワシは建築の専門の勉強をしてこなかったし、持っている建築士の資格もペーパードライバーです。
大工仕事もできません。
そんな弱点を負ったまま25年も、工務店の社長業をさせてもらってきました。
実に多くの心ある人の支えの中で、なんとか生かせていただいてきた今のワシです。
「建築を頼みたくないワースト3に入ってるなんて書いたら、お客さんを不安にさせるからブログに書くな。冗談だよ」
そういって、澤田さんは電話を下さいました。
どこまでも澤田さんは優しく、仲間を大事にされます。
ありがたく、もったいないことです、感謝します。
でも、事実はきちんと受け止めなければいけないです。
澤田ファミリーの中で戦っていくのを、「自分には荷が重く、無理です」と20年一緒にやってきた右腕の現場監督、入江さんが退社を決めました。
澤田塾に出席した翌日のことでした。
それは、ワシにとっても青天の霹靂、ビックリでした。
何人もの方から、「社員を大事にせよという澤田先生の教えに反している」とメールをいただきました。
社員さんに対するワシの態度がよくないとの御指摘もいただきました。
このことを知って、がっかりして泣いてメールをくださったお客様もあります。
入江さんだから信頼できた、他の監督さんなんか考えられないと言ってくださいます。
勿体なく、ありがたいことと感謝します。
こんなときだからこそ、少し心を落ち着けて
息をゆっくり吸って、思い出してみたいと思います
日々の心配事や雑事に没頭していると、魂は眠って、大きな命につながっていることを忘れてしまいます。
お金を儲けること、業績を残すこと、生きる証しを残すこと、己の証明すること・・・
そのために自分が魂であることを忘れてしまうなら、それらのこと、何の意味もないように思えます
人生は、短い
そうでなくてもいつ終わるかわかりません
だから、自分の存在を周りに証明するために生きるのはもったいなすぎます。
まわりの人たちも、それぞれが自分の存在の証明をすることに必死で、ワシのことに真の関心を持ってる人は稀でしょう。
でも、稼がなきゃいけない
金ぐらい儲けなければいけない
付き合いするにも金が要る
その通りです
家族に対する責任も、社員さんに対する責任も、お客様に対する責任もあります。
でも、自分の身を削って頑張るという構図は、早晩破綻するでしょう。
だからこそ
もっと喜んで、もっと楽しんで、
目標を達成したいつの日にかではなく、
創りつつある過程の今、この瞬間に、誰に媚を売ることなくしなやかに生きていたいと願わされるのです。