協力業者会
父の時代に「講」という集まりを月に一度やっていたことを思い出します。
設計から始まって、基礎、大工、電気、水道、左官・・・20数種の業者さんが関わり家が出来上がります。
仲間意識を持つこととても大事だから、懇親会をし、旅行にも行きました。
「赤友会」という名前だったでしょうか。
父は、月末の支払いは、必ず会社にいて業者さんに集金に来てもらっていました。
何人かが同時に会社に来ると、控えの場所で待っていたりしました。
ワシは、それが無駄なことと思え、支払いはすべて振り込みに変えました。
赤友会を、「我楽他倶楽部」と名前を変え、業者さんたちへの勉強会にしました。
中でも、5年以上続けたでしょうか、「寺子屋勉強会」は面白かったです。
職人さんや業者さん、一人一人を講師の先生にして20分の講演をしてもらうのです。
毎月三人ずつ。
知識や情報を話してはなりません。
産まれてからこれまでの人生で、本当に大変だったけど乗り越えたことや、
最高に感動して涙を流したようなことを語るのです。
そうです、物語を語ってもらうのです。
聞く方は、聞く練習です。
1・うなづく
2・笑う
3・思い切り拍手する
一人に一つづつドラマがあります。
え~、あの大工さん、若いころはあんなことしてたんだ、
ペンキ屋さん、ミュージシャンを目指してたのか・・・なんて、心の距離が近づきました。
建築部長として25年間一緒に働いてくれたMさんが退社した時から、協力業者会も行われなくなっていきました。
澤田塾の学びの中で、協力業者会の重要性を思い出さされました。
トップを走るIGコンサルティングの現場の綺麗さは、協力業者の心の高さだと聞かされました。
そして、今日、浜松へやって来ました。
IGさんの現場と協力業者会を見学させていただくためです。
入江監督と参加して学ばせてもらう予定でしたが、新しい工事部長・谷口直輝さんと来ました。
現場は、どこの現場も同じくキレイ、ゴミひとつ、吸殻一本落ちてません。
職人さん、挨拶明るく素晴らしいです。 具体的な明確な目標が出来ました。
100名以上の業者さんたちが、気をつけ!の姿勢から、大きな声で挨拶の練習です。
「この会社で仕事をすることを誇りにしてもらいたい。
胸を張ってもらえる会社にしてゆこう。
自分の仕事で、どんな貢献を世の中にしているのか、自覚しようよ」
さあて、IGさんに見せていただきました。
今日発足する、谷口リーダーがまとめる新協力業者会。
今、変わってゆきます。