赤塚高仁ブログ

協力業者会

2012.10.11

 父の時代に「講」という集まりを月に一度やっていたことを思い出します。

設計から始まって、基礎、大工、電気、水道、左官・・・20数種の業者さんが関わり家が出来上がります。

仲間意識を持つこととても大事だから、懇親会をし、旅行にも行きました。

「赤友会」という名前だったでしょうか。

父は、月末の支払いは、必ず会社にいて業者さんに集金に来てもらっていました。

何人かが同時に会社に来ると、控えの場所で待っていたりしました。

ワシは、それが無駄なことと思え、支払いはすべて振り込みに変えました。

赤友会を、「我楽他倶楽部」と名前を変え、業者さんたちへの勉強会にしました。

中でも、5年以上続けたでしょうか、「寺子屋勉強会」は面白かったです。

職人さんや業者さん、一人一人を講師の先生にして20分の講演をしてもらうのです。

毎月三人ずつ。

知識や情報を話してはなりません。

産まれてからこれまでの人生で、本当に大変だったけど乗り越えたことや、

最高に感動して涙を流したようなことを語るのです。

そうです、物語を語ってもらうのです。

聞く方は、聞く練習です。

1・うなづく

2・笑う

3・思い切り拍手する

一人に一つづつドラマがあります。

え~、あの大工さん、若いころはあんなことしてたんだ、

ペンキ屋さん、ミュージシャンを目指してたのか・・・なんて、心の距離が近づきました。

建築部長として25年間一緒に働いてくれたMさんが退社した時から、協力業者会も行われなくなっていきました。

 

 澤田塾の学びの中で、協力業者会の重要性を思い出さされました。

トップを走るIGコンサルティングの現場の綺麗さは、協力業者の心の高さだと聞かされました。

そして、今日、浜松へやって来ました。

IGさんの現場と協力業者会を見学させていただくためです。

入江監督と参加して学ばせてもらう予定でしたが、新しい工事部長・谷口直輝さんと来ました。

現場は、どこの現場も同じくキレイ、ゴミひとつ、吸殻一本落ちてません。

職人さん、挨拶明るく素晴らしいです。  具体的な明確な目標が出来ました。

 

100名以上の業者さんたちが、気をつけ!の姿勢から、大きな声で挨拶の練習です。

「この会社で仕事をすることを誇りにしてもらいたい。

 胸を張ってもらえる会社にしてゆこう。

自分の仕事で、どんな貢献を世の中にしているのか、自覚しようよ」

 

  さあて、IGさんに見せていただきました。

今日発足する、谷口リーダーがまとめる新協力業者会。

今、変わってゆきます。

  

 

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