赤塚高仁ブログ

心がつくり出した問題

2012.10.15

 二つか三つの問題が起こってきたら、右往左往する、てんやわんやの状態でうろたえるというようなことは、

その会社に経営の基本理念というものが確立していないからではないかと思います。

それでは会社もうまくいきません。

利益もあがらない、欠損も続く、人も辞めさせなければならなくなって、結局は世間に迷惑をかけることになるという感じがするのです。

最善を尽くしても、時の勢いでどうしても人を減らさなければならないといった場合もありましょう。

けれども、それはあくまで例外であって、普通の場合はだいたいうまくいくようになっているんですね。

空気もあるし、水もあるし、生きてゆくすべての条件はもともと備わっているのです。

それがうまくいかないというのは、人間自身がそうしているのですわ。

 不景気でも、これは天然現象ではありませんね。

みんな心の所産ですわな。

どれも人々がみずからつくり出した問題で、天然現象でも何でもない。

 

                        松下幸之助

 

 

  目に見えるすべてのものが自分の鏡。

今一度、心静かにして、本当に大事なものって何かを、心に聞きましょう。

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