根なし草には花が咲かない
2012.10.19
澤田塾で「物語」を全社まとめることになり、これまで歩いてきた道を振り返っています。
数値目標、理念、哲学、マニュアル・・・・
さまざまな必要なものがありますが、今、澤田さんが最も重要だとして、全員に命じたことが「物語」を書くこと。
松下幸之助さんは、こんな風に言っておられます。
「時代の流れ、世の中の変化に対応してゆくことが大事だとは言っても、
世間の動きに心をうばわれるあまり、みずからの信念なり自分の店の伝統というものを
軽視することがあっては決してならないと思います。
ここが非常に大事なところだと思います。
「根なし草には花が咲かぬ」と言いますが、自分自身にしっかりとした信念がなければ、
ほんとうの商売というものはやはり営めないと思うのです。
ですから、お互い、五年なり十年なり自分の店を経営してきた過程で培ったそれぞれの伝統というものを、
この際さらに深く再認識し、自分の体験で基づいた自分自身の信念というものを固めなくてはならない。
そういう確固とした信念に立って熱心に創意工夫を重ねてゆくならば、
今日の速い時代の流れというものにも、臨機応変、自由自在についてゆくことができると思います。」
自分の根っこ、今いちど、改めてじっくり見据えてみます