かっこちゃん
養護学校の先生、山元加津子さんは石川県小松市に住んでいます。
主婦であり、母であり、教師であり、作家であり、学校のお休みの日は、講演会で日本中を駆け巡っています。
毎朝送られてくるメールマガジン、5000人を超える読者がいます。
昨日は、かっこちゃんの講演会が伊勢でありました。
かっこちゃんの講演会が始まると、会場はお蕎麦屋さんのようになります。 ズルズル、ずるずる、あちこちですすり泣くおとが聞こえてきます。
ワシが、かっこちゃんと初めて言葉を交わしたのはずいぶん前のことです。講演会で不覚にも大泣きしてしまい、かっこちゃんの本を買ってサインをしてもらったのでした。
「本当のことだから」というその時の一冊は、ワシの宝物となりました。
そこには、「腹心の友 アカツカさんへ」と書かれています。
バリ島、イスラエル、モロッコ…かっこちゃんのツアーで出会った仲間は、かけがえのない財産となりました。
五年前にかっこちゃんがワシんとこに遊びにきてくれたとき、映画の撮影隊も一緒にやってきた。そのとき入江ふみ子監督が撮った「1/4の奇跡」は、今でも日本全国のみならず、世界各地で自主上映され、かっこちゃんの想いは多くの人の心の中に暖かな風を吹かせています。
遺伝子の暗号解読で世界的に知られている村上和雄博士も、かっこちゃんの大ファン、映画にも登場されています。
ちなみに、ワシも映画に登場されています(笑)
「私は本当のことを知っている、悟った、真理見つけた…だから、私について来なさい、依存しなさい」
そんなふうにして人をコントロールしようとする「教祖様」をずいぶんみてきました。でも依存からは、恐怖しか生まれませんよね。
ワシは、かっこちゃんと出逢わせてもらって、本当のことを知っている人とはどんなものなのか教えられたような気がします。
どこまでも謙虚で、自分を誇ることなく、それぞれの現場で日々の暮らしを当たり前に送っているのだと知らされました。
ただ、本当のことを知って、再び魑魅魍魎の世界に生きてると思える人は、明らかに違う点がありますね。
それは、朱に交わっても赤くならない。
人と人との出逢いには、いきさつを超えた目に見えぬ大きな力が働いているようです。
それが宇宙の約束なのかも知れません。