赤塚高仁ブログ

復活した上棟式

2012.11.21

 6年前、完成見学会に来てくださったHさまご家族は、その後ずっと見学会ごとに参加してくださいました。

他社の見学会にも行っておられたそうですが、どこか決め手がなく、どのハウスメーカーも工務店も良い話しばかりするので、訳がわからなくなってしまいました。

去年の暮れ、ワシらの「魔法の家」にきてくださったとき、頭ではなく心が感じてくださいました。

「これはホンモノだ」と。

長年住み慣れたお家を解体して、建替える決心をされたのでした。

昨日は上棟。

ワシは、子供の頃「上棟式」が大好きでした。

父がお施主様からいただいてくる、折り詰めのお寿司。

きっちり詰め込まれたお寿司を、家族四人じゃんけんして順番にいただくのです。

ワシが異様に御寿司好きなのも、そこからきているのかも知れません。

高校生になって、休みになると現場を手伝いに行きました。

主に掃除、木切れを拾ったり、おがくずを袋に詰めたりしました。

そんな中で、上棟の日は、屋根に上って餅播きをさせてもらいます。

近所の子供たちが、目をキラキラさせてワシの投げるお菓子を待ち構え、我先にと争って拾うのを、まるで神様になったような気持ちになったものです。

いつの間にか時は過ぎて、ワシがその会社を継いだとき、アメリカ式の2x4工法に変え「上棟式」もなくなってしまいました。

 

  神様が宿る家・・・上棟式の復活です。

大勢の大工さんたちが力を合わせ組み上げた木組みがそびえる頃、陽はとっぷり暮れています。

その中に祭壇が作られて、灯りが燈されます。

祝詞をあげ、榊を奉納してひとりひとり思いを込めて手を合わせるのです。

Hさま、ついに始まりましたね。 新しい運命の扉が開きました。

出会った時にはまだ生まれてなかった二人のお子様が、小さな榊を祭壇に捧げ、手を合わせる姿に思わず目頭が熱くなりました。

神様が宿る家は、物語。

神様の物語、それが、神話。

お一人お一人が、神様の宿る宮となってくださいますようにと祈らずにはいられません。

来春の完成が待ち遠しいです。

Hさまも見学会を開いてくださることでしょう、ご自身が感じた本当のことと、

「神様が宿る家」を通して、笑顔と健康になる秘訣を伝えてくださるためにも。

 

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