発明
2012.12.06
それから人の体に牛痘をうえて、疱瘡を予防することを思い立ちました。
友達に話をしますと、皆あざけって
「つきあいをやめる」
とまで言いました。
ジェンナーは、それでもかまわず、20年あまりの間、いろいろと牛痘のことをしらべ、さまざまにくふうをこらしました。
そのかいがあって、とうとうたしかな種痘の方法を発明しました。
それでまず、自分の子供に牛痘をうえてみて、それから疱瘡のどくをうつそうとしましたが、うつらなかったので、
そのことを本に書いて世間の人に知らせました。
ところが、世間の人は、この良い発明を信じないで、かえって
「牛痘をうえられた子供は、顔が次第に牛に似てきて、声も牛のようにほえるようになる。」
などと、悪口を言う者がありました。
しかし、ジェンナーはこの発明が人々のためになることを信じて、ますます一心に研究を続けました。
そのうちに、ジェンナーの発明した種痘が人助けのよい方法であることが知れて、広く世間に行われるようになりました。
今では、わたしたちも、皆そのおかげをうけているのです。
神様が宿る家・・・もしも広まり、伝わらないのなら一切がワシらの責任です。
もいちど謙虚に自分自身を見つめなおさなければなりませんね。