巨象に勝った信念
高知合宿で澤田リーダーが、この本読むといいよって教えれくれたのが
「巨象に勝ったハーレーダビットソンの信念」です。
合宿中にアマゾンに申し込んでおいたら今日届きました。
この本のはじめに、「凡事を非凡に徹底せよ!」とあります。
ハーレーダビットソンジャパンの奥井社長は、売り方やビジネスの進め方などで、これまでの業界になかった事例を数多く作りながらやってこられたそうです。
「凡事」とは、誰もが軽視し、侮ってやらないような一見些細なことを着実にシステム化し、徹底するうちに他社とは異次元の会社になったといいます。
ハーレーダビットソンというワイルドなアメリカの象徴が、ただ極めて常識的なことをやり続けただけだと書かれています。
勝つためには、挑まない、比較しない、それがハーレーダビットソンJAPANのマーケティングの基本だそうです。
競争意識からはマーケティングを考えない。
他社との比較がマーケティングの出発点だとしたら、お客様に喜んでいただけるマーケティングなど展開できない。
そんなマーケティングはおぞましいとさえあります。
だから、自社の歴史、使命に忠実に、夢の実現を通して顧客を魅了し会社の生存を維持していくために原点からマーケティングを見直したそうです。
大型の二輪車ハーレーダビットソンの売上は、ピーク時の10分の1にまで落ち込んでいた中で、
「凡事を非凡に徹底」して「明日は小さな超一流企業」になろうという独自性は、他社との比較によって、つまり競争心理から出発した表層的な差別化ではなく、わずかな独自性を他社が追従できないレベルまで積み重ねた結果だから地に脚がついてますよね。
そして、22年連続成長、大型バイク市場でシェア第一位です。
もし、他社が表面的に同じようなことをやり始めたとしても、それはすでに通り過ぎてきた過去ですから、まったく動じる必要もありません。
目次がまた面白いのです。
・「挑まない」「比較しない」が発想の原点
・価格でなく価値で売る
・売れない理由を正当化しない、させない
・経営責任者の言い訳がもたらすもの
・顧客は囲い込めない、囲い込まない
・優先順位をつけて仕事をしない・・・・・などなど
まさに大手ハウスメーカーという巨象に囲まれた蟻のようなワシらですが、信念がミラクルをおこすこと思わされます。
「神様が宿る家」のヒントがいっぱいあります。
じっくり読んで、魂に落とし込みたいものです。
そして何かが変わるかどうかは一点、やるかやらないか、ただそれだけだと思うのです。