行動に移せ、活用せよ
ルカによる福音書、 新約聖書にこんな話が
イエスは一つの譬えをお話になった。
「ある身分の高い人が、王位を受けて帰ってくるために遠いところへ旅立つことになった。
そこで、十人のしもべを呼び、十ミナを渡して言った。
「私が帰ってくるまで、これで商売をしなさい。」
ところが、本国の住民は彼を憎んでいたので、あとから使者を送って
「この人が王になるのをわれわれは望んでいない」と言わせた。
さて、彼が王位を受けて帰って来たとき、誰がどんなもうけをしたかを知ろうとして、金を渡しておいたしもべたちを呼んでこさせた。
最初のものが進み出て言った。
「ご主人様、あなたの一ミナで十ミナをもうけました」
主人は言った。「よいしもべよ、うまくやった。あなたは小さいことに忠実であったから、十の町を支配させる」
次の者がきて言った、「ご主人様、あなたの一ミナで五ミナをつくりました」
そこで、このものにも「では、あなたは五つの町のかしらとなれ」と言った。
それから、もう一人の者が来て言った「ご主人様、ここにあなたの一ミナがあります。私はそれをふくさに包んでしまっておきました。あなたは、厳しい方で、おあずけにならなかったものを取り立て、おまきにならなかったものを刈る人なので、おそろしかったのです」
彼に言った、「悪いしもべよ、私はあなたの言ったその言葉であなたをさばこう。わたしがきびしくて、あずけなかったものを取り立て、まかなかったものを刈る人間だと知っているのか。では、何故わたしの金を銀行に入れなかったのか。そうすれば、私が帰ってきたとき、その金を利子と一緒に引き出したであろうに」
そして、そばに立っていた人々に「その一ミナを彼から取り上げて、十ミナを持っているものに与えなさい」と言った。
彼らは言った、「ご主人様、あの人は既に十ミナを持っています」
「あなたがたに言うが、おおよそ持っているものには、なお与えられ、持っていない人からは、持っているものまでも取り上げられるであろう。しかし私が王になることを好まなかったあの敵どもをここにひっぱってきて、私の前で打ち殺せ」
譬え話でしか語ることのできない真理は、2000年の時を超えて今もワシらの魂を揺さぶりますね。
商売して、儲けることのできないしもべは、ひどい目にあってます。
「カネクライモウケテクダサイヨ」は、神の声なのかも知れません。
神様が一人ひとりに与えてくださった「役柄」
本当に活用し、増やさなければなりません。
やはり、行動だけがすべてを変えるのです。
聖書って本当に面白いですね。