赤塚高仁ブログ

「俺の株式会社」

2013.05.09

  マンダラ手帳の松村寧雄先生とは25年の長きにわたってご縁をいただいています。

仏教ー宗教=仏陀の智慧の体系

その智慧を経営に活かす「MY法」の創始者でもある松村先生の事務所を訪ねた時のことでした。

食事に行きましょうと町に出ると、新橋駅からほど近いところで長蛇の列。

まだ5時半だというのに! 

行列は2ブロック先まで延び、16時に並んでも、5,6時間入店できないこともあるそうです。

この店は、2011年にオープンした「俺のイタリアン新橋本店」

ミシュランの星付のレストランにいたシェフの料理が、平均客単価3200円で食べられるといいます。

それも、高級ワインをたっぷり飲んで、トリュフ、フォアグラなんかの高級食材を堪能しての価格です。

 

「俺のイタリアン」「俺のフレンチ」、銀座に「俺の割烹」を展開する、「俺の株式会社」の創業者は、ブックオフをつくった坂本孝さんですって。

一年半で14店舗にまで増えてるってすごくないですか。

特徴は、一流シェフ、高級食材、そして立ち食い。

ふつう一晩で一回転する高級レストランが、「俺の~」では4回転。

これは、「美味しい料理が安い」というレベルでは達成できません。

「ずば抜けて魅力的な高級料理が驚くほど安く」なくてはなりません。

「俺のフレンチ」では、通常食材の原価率が20%のところ、70%と格段に高いのです。

また、この1年半で100名以上の料理人を採用するために、人材紹介会社に支払った仲介料は8000万円を超えるそうです。

いい材料があっても、腕が無ければ「ずば抜けた」料理を生み出すことはできませんから。

なんだかすごいですね、星付シェフで立ち飲み店って。

行列が出来ていた一号店は、オープン直後はガラガラで、現場では「立ち飲みをやめて座り席を増やそう」という話が出たそうですが、坂本社長は「いい人材と原材料を確保するための費用は湯水の如くつかえ。客数を気にせず、食材はケチらず、ブレないように」とコンセプトを変えませんでした。

2ヵ月たつと、口コミで客が増え、半年後には社長の言うとおり客席は4回転するようになったそうです。

 

 夢は語るだけでなく、具体的に実現しなければならないと坂本社長は言います。

「一所懸命やっても社長だけが潤う会社だと思ったら、絶対人は動かない。だから、うちは従業員第一主義。

はっきり言うとお客様第二主義です」 やて

 

澤田塾で学んだ、「社員満足度が顧客満足度」

・・・それにしても、ブックオフから高級レストランの多店舗・・ 

澤田先生の新しいハンバーグのお店も、リニューアルオープンです。

業界が違おうと、成功する原理原則は同じなのでしょうね。

 

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