赤塚高仁ブログ

利他の幸せ

2013.05.12

  戦国武将や偉大なる軍人、名将、名経営者と呼ばれる人たちは、自分の部下たちを血肉分けたる我が子のように考えたのでしょうね。

だから部下たちも父のように慕い、命を懸けたのだと思えます。

脳科学者の中野信子さんは、これを「配慮範囲」という尺度で表しておられます。

配慮範囲は、「関係軸」と「時間軸」があって、

関係軸は、家族ー親戚ー友人ー知人ー他人ーという順に、心理的な距離がだんだん遠くなっていく社会関係のことです。

時間軸とは、現在ー数日後ー自分の将来ー社会の未来ー世界の未来ーと、想いを馳せる時間的範囲が広がってゆくことを言います。

今、ここ、自分を中心に関係軸を縦軸、時間軸を横軸と想像すると、自分と今から離れれば離れるほど範囲が大きくなります。

これが「配慮範囲」だそうです。

ワシら人間が生き延びてこれたのは、互いに助け合う「利他の行動」を喜びと感じられる脳があったからでしょうか。

ワシらは「助け合うことで生き残った人間たちの子孫」だから、「利他の行動」が快感をもたらすのでしょうか。

どうやら、配慮範囲を広く、遠い未来まで想いをはせることが幸せへの道のようですね。

 

  我が腹心の友、山元加津子は人の苦しみを我が苦しみとして「同苦」できる驚くべき人物です。

配慮範囲、どんだけ広いんでしょうか。

だから、1/4の奇跡」が国を超えて人の心をとらえて離さないのでしょうね。   

日本人ならこの映画、ロングバージョンで観なければなりませんな。

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