5月14日
1948年5月14日 イスラエル国は建国されました。
西暦 73年死海のほとり、マッサダの要塞での最後の戦いでローマ帝国に滅ぼされて以来ユダヤ人の国は世界から抹殺されたのでした。
ユダヤ人は、国を失い世界中に散り、流浪の民となったのです。
アジアの西のはしから、東へ、東へと
大陸の端まで来てもまだ好奇心と冒険の心のある人たちは、海を渡りました。
世界のどの王国も成し遂げられなかった千年王国。
唯一日本に存在します。
794ウグイス平安京。
以来千年以上にわたり都は栄えました。
平安京を作り上げた人たちの中にユダヤの民がいたことでしょう。
何故なら、平安をヘブライ語で シャローム といいます。
平安の都、エル シャローム
そうです、イスラエルの都、エルサレムのことです。
エルサレムの北に、ガリラヤ湖があります。
湖畔の小さな街、ナザレでイエスが生まれ、彼の伝道の拠点となったところです。
ガリラヤ湖は、ヘブライ語で ヤム キネレット、竪琴の海と言います。
湖の形が竪琴に似ているからそう名づけられたのです。
さて、平安京のすぐそばにも・・・
そうです、琵琶湖です。
伊勢神宮の灯籠にはすべて菊の御紋とダビデの星が刻まれています。
エルサレムの神殿にも、16枚の菊の花紋が刻まれています。
住環境の勉強会に向かう電車のなかで、ふとそんなことに想いを馳せています。
一度滅びて国を失った民族が、再び2000年の時を経て建国したという人類史の奇蹟。
国を失った民族が、どんな目に遭うのか。
国を持たない、故郷のない人間がどれほど淋しいか、ユダヤの友たちが教えてくれました。
イスラエル建国の日には、ワシは、日本に生まれることができた奇蹟が胸に溢れてきて、感謝が湧いてならなくなるのです。