赤塚高仁ブログ

七回忌

2013.06.02

  丸6年経ったのですね、父が昇天してから。

師匠や友人、知人の葬式には参列してきましたが、父の葬儀はこたえました。

死がとても身近になったような気がします。

父にガンが見つかってから、なんとか治らないものかとあれこれ薬やお水試しました。

父に観せたくて、「1/4の奇跡」の上映会を企画し、無理にムリを重ねて頼み、

山元加津子さん・・・かっこちゃんにも来てもらう事にしました。

一年前にすべてのスケジュールがいっぱいの姫に、ワガママを言いました。

持つべきものは、よき友ですね。

映画まであと○○日や、楽しみにしててや、と言い続けました。

何かひとつでも未来に楽しみがあれば、生きる力になるかもしれない、

そう思ったのです。

父にプレゼントがしたいと思ったのです。

       しかし、結局、間に合いませんでした。

ガン発見から3ヶ月、父は心配性の母に一通りの世話をかけて、

でも、これ以上は苦労をかけまいとするかように次の世界に帰ってゆきました。

父と交わした最後の言葉  「バイバイ」

和やかな顔しか思い出せません。

 

山元加津子さん講演、1/4の奇跡上映会は文化会館小ホールが満席となりました。

父が亡くなって一ヶ月後のことでした。

最前列に父の遺影を置かせてもらいました。

映画上映後、かっこちゃんの講演は、亡き父に語りかけるような魂の世界でした。

「私の大好きな赤塚さんが、大好きなお父さんのためにプレゼントをしたいと思って、今日の場を備えてくださいました。

お父さん、見てください。

こんなにたくさんのお友達が集まっておられます。

でも、これは、お前は、こんなにたくさんの人に支えられているんだよ、って

天からお父さんが、大好きな赤塚さんに贈ってくださったプレゼントなのですね。

お父さん、ありがとうございます」

天とつながる素晴らしい講演会となりました。

 

   さて、七回忌です。

あらためて、心の原点に立ち返る一日とさせていただきます。

今日もこの世に生かしていただけて有難うございます。

 

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