ナガタ、ナガサキ
2013.06.12
日本の神話にこんな話があります。
アマテラスとスサノヲの兄弟の物語です。
優秀な兄アマテラスといつも比べられ屈折し、荒ぶるスサノオはさまざまなやんちゃをします。
アマテラスは優秀、スサノヲはコンプレックスで怒ります。
でも、アマテラスとスサノヲとは和解しました。
光と闇との戦いの中で両者が勝利者となる真の和解。和解により安定し、大和となったようです。
「和を以って尊しとなす」大和こころの土壌はそこに生まれたといえましょうか。
アマテラスからの声が聞こえるようです。
「ナガタ・ナガサキ・・・ナガタとは、汝が楽しい。あなたが楽しいと思ってくれることが私の幸せ。ナガサキは、汝が幸い。
あなたが幸せになるために、私は何をさせてもらうか。自己主張するのでなく「ゆずる」。この生き方こそが天地を貫く幸せの原理のようです。
他人の幸せを奪ってでも自分さえ良ければいいと勘違いしてゆきます。
しかし、魂は自分だけが良くても本当の幸せを感じることはありません。
人間の魂は、他人を幸せにすること、感謝され、人が幸せになる姿を見て幸せを感じるようになっているのだと思えます。
何故なら、人はヒ・霊、ト・止。神の霊が肉体に留まっている存在だから。
分け御霊、ヒトは神の宮なのだ。この宮を貶め、神に背を向けることが「自殺」であり「罪」なのだと思えます。
神様が宿る家、
人が造ったものに、神様はお住みにならないとイエス・キリストは言われました。
ナガタ・ナガサキ・・・やまとのこころでわかる、本当の世界のようです。