赤塚高仁ブログ

思いがけないこと

2013.06.23

 何年かぶりに健康診断に行きました。

レントゲンや採血、聴力に視力測定・・・結果はどんなもんでしょうか。

ただ、何度測ってもらっても血圧がずいぶん高いのです。

低血圧で悩まされていたワシが、どうしたことでしょう?  思いがけないことです。

 

 「人間にとって、もっとも思いがけないことは、ある日、自分自身に老いを発見することである」

と、言ったのはトロツキーだったでしょうか。

人間五十代半ばともなると、ふとした折に自分に老いを感じてしまうようです。

少し前までは、世の中になんであんなにもたくさんの眼鏡屋さんがあるのかわかりませんでした。

でも、今、ワシは4つめのメガネをかけております。

遠近両用メガネがなければ、新聞も読めません。

 

良寛さんのエピソードに「病気になる時は病気になりなされ。死ぬ時は死になされ。これが災難を避ける妙法である」というのがあります。

「和尚様、人は死んでも、そのひとの魂は死なないそうですが、本当でしょうか?

「さあ、わしには解らんな」

「すると、死んだらどうなるもんでしょうか?」

「どこに行くかも、やはりわしにも解らん。 ただ、大事なことはとっとと行くことだな」

「とっとと行くと?」

「そうじゃ、とっとと行くんじゃ」

 寺から出てから、その人は「とっとと行く、とっとと、とっとと」と繰り返してつぶやいていると、なんだか、だんだん元気が湧いてきたそうです。

 

 健康診断に行って、病院の陰気な空気を吸って、エネルギーのかけらも無い医師のネガティブな波動を受けているうちに立派な病人一丁上がり!!って感じですね。

ワシらにとって、大事なことは、頂いたこの命を「よく生きる」ことでしょうか。

あとのことは、宇宙のことにしろ、命のことにしろ、わかっていないことの方が、はるかに多いのですから。

わからないことは、わからないと認めたほうがよいようです。

わからないことをわかったように書いたりしてるものを読むと、言いようの無い後味悪さに襲われます。

わからないということを肯定し、肯定的に生きるとき何故かイキイキすることがあります。

 

 思いがけないこと、起きたとしても

「へーーそうきましたかーーー」って笑えるくらいのエネルギーをいつも満たしていたいものですね。

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