サウンド オブ サイレンス
2013.06.25
ワシらは、常に「何か」を考えています。
黙って座っていても、過去を悔やんだり、将来を心配したり、絶えずモノゴトを考えています。
心中静かな状況とは、ほど遠いのが現実のようです
情報という「ノイズ」の海の中にあって、静けさから聴こえる声を聞くことさえ忘れ、
心の中のスペースを失ってゆきます。
月末の支払いや、人間関係の問題が次から次へと湧き上がり、心の中に渦巻くのです。
一見静かにみえて、実は心の中はエネルギーじゃじゃ漏れ。
ものすごい生命エネルギーの漏電です。
何もしていないのに、ヘトヘトになってしまう。
そんな状態で、パワースポット巡りをしても、信仰を持ってみても、
風呂の栓を抜いたままお湯を入れるようなもので、どうにもならないでしょう。
まずは、心を静かにすることを「意識」したいですね。
じゃじゃ漏れのエネルギーをストップすることさえできれば、
命そのものが、答えを導き出してくれるはず。
子どものころは、未来に思い悩むこともなく、過去を悔いることもなく、
トンボを採ったり、ドジョウやフナを捕まえて、疲れを知らずに走ってましたね。
今にいること、
ここにいること、
自分でいること、
こんな当たり前のことが、大人には容易ではありません。
沈黙にたえられず、静けさの声を聞けない。
本当のことは、いつも小さな声なのに。
小さい頃 当たり前にできていたこと、思い出すときのようです。