お願いは聞かれない話
2013.07.11
古事記を読んでいると、アマテラスが岩戸に隠れた話が出てきます。
弟のスサノヲが荒れて、荒らぶれて、あまりの狼藉に、アマテラスが引きこもってしまいます。
この世が闇になり、八百万の神々も途方にくれて
「どうか、アマテラスさま、出てきてください」
そう、願い、祈り続けました。
でも、岩戸はピクリとも動きません。
世の中は光を失い、災いが収まりません
知恵者、オモイノカネが考えました。
「みんな集まって、喜んでいよう」
ウズメノミコトにストリップをしてもらい、おっぱいが見えると神様たちは、お腹を抱えて大笑い。
岩戸の中で、アマテラスは賑やかな外界が気になります。
笑い声に「何事がおきているのか」と岩戸を開けました。
そこに、鏡を差し出し、映った光をアマテラスが見ます。
美しい・・・・もっとよく見ようと、戸をあけた途端、タヂカラオがすごい力で戸を開け、
その戸を投げました。 飛んで行った先を戸隠といいます。
この神話に、神様の真実があります。
お願いごとには関心を示されなかった神様ですが、楽しそうな事にはメチャ関心があるのです。
喜んでいるところに、神様は来られるようです。
喜びが、喜んで、喜び集めて喜びに来る。
喜びの名人になることが、何よりも大切なようです。